2015/01/30 (Fri) 『アラン使道伝(サトデン)』第11話ムヨンの苦悩 あらすじと感想、画像、OST

第11話ムヨンの苦悩

夜遅くなって、役所に戻ってきた2人。
アランが明日は一緒に服を取りに行こうというと、ウノに拒否されます。
「やっぱりね、優しいと思ったら」と、アランは夜空の月を眺めました。

満月が2回じゃ全然たりないと、天界に文句を言ったのです。

『アラン使道伝(サトデン)』キャスト、画像

その頃天上では、玉皇上帝と閻魔が釣りをしています。

アランのことで、天上に送るか否かで二人の意見が食い違いました。

ムリョンはアランが“餌”だと感付いています。

ムリョンは「餌に食いつこうとしも、人間なので手出しはできない。

見つけ次第、ムヨンをよこすだろう。

ムヨンは期待通りに、私を殺せるだろうか？」と、言ったのです。

ムヨンは、ウノの部屋に行きあの扇を探しました。

扇を見つけてかんざしを手に取った時、ウノが気が付きました。
ムヨンがかんざしを持ち出そうした時、二人は本気で戦ってしまいます。

かんざしはアランの物だが、本当の持ち主は、アランじゃないと言いました。
ムヨンは、扇とかんざしは同じ者から貰ったのかと聞いてきたのです。

死んだ時、屍の傍には誰が居たかとムヨンに聞きます。

　

死んだ後に行ったので、誰も居なかったと答えたのです。
ムヨンが知りたいのは、扇とかんざしをくれた者の事だけでした。
「何をしているの」というアランの声が聞こえたのです。


その声を聞いて、死神は帰って行きました。
かんざしを捜して部屋に帰ると、アランが入ってきたのです。
「あのムヨンは、幽霊を捕まえる以外に興味はないはず」と言いました。

かんざしと扇をくれたのは、ウノの師匠だと言います。

アランも驚いて見に来ましたが、帰っていきました。

ムヨンは、扇の模様上帝の物で、かんざしもそうだったと感じていたのです。

使道はイ・ソリムは、この部屋が全てだったという事を思い出しました。

イ・ソリムの部屋で「月下日記」を見つけたのです。

そこには、イ・ソリムが何を考えていたかが書かれていました。

アランは早くから一人で、出来立ての服を取りに来ったのです。

そこで、ジュワルと会ってしまいました。

ジュアルは、何が聞きたいことがあったはずと言われたのです。

イ・ソリムとは政略結婚で、他人も同然だったとジュワルは言いました。

許嫁への態度を責めているなら、どうすればいいかと言います。

縁談は彼女の家から持ちかけられ、自分を慕う理由がないと話しました。

「五色の花嫁衣装を広げてみると、赤いサルスベリの花より美しい。

おしどりの刺繍のある布団で、共に寝ると思うと恋しさが募る、
その日が待ち遠しい」と、イ・ソリムが綴ったのを、ウノが見てしまったのです。

ジュワルと別れて、アランは結婚は彼女の望みだったのではと、
問いかけた時の事を思い出していました。
ジュワルは「私と同じように、私を慕う理由がない」という言葉が痛かったのです。

巫女のパンウルはアランの声を聞いて、聞き覚えがあると悩んでいます。

アランに話しかけようとした時、二人共捕らえられました。

巫女は邪魔をしたので、一緒に連れてきたというのです。

ウノはアランの帰りを待っていた時、矢が放たれました。

そこには「娘を預かった」と書いてあります。

使道は、急いで指定された場所に馬を飛ばしました。

アランと巫女を人質にして、使道は手も足も出せません。

やられっ放しの使道を助けようと、アランが逃げようとします。

ジュワルが加勢してそれが反撃の時で、ウノは二人を逃しました。

アランたちを追いかける下僕たちに捕まってしまいます。

巫女を助けて、アランが切りつけられました。

ウノが助けにきて、息のないアランを愛おしそうに擦ります。

首に受けた傷は、アッという間に治っていきました。

巫女も遠くで見ていたジュアルも驚きます。

ウノは口つけをして、息を吹き返そうとしました。
 

大監の下僕はしくじったと、また怒られています。

アランも殺してしまったと思っています。

ジュアルは、不死のアランを見てしまいました。

巫女はアランの存在を知り、混乱しています。

命の恩人として、考えてやってくれと使道が言いました。

ウノは、これからのことを考えています。

天上ではムヨンが悩み、上帝に「奴はムリョンですか」と尋ねました。

どうしてその事を言わなかったのかと、上帝に言います。
上帝は「お前を信じられない」と答えました。

1000年前からムリョンとの縁は捨てたと、ムヨンは言ったのです。
上帝は、1000年前のお前が信じられなかったと答えました。

そしてムリョンは自分を倒せるのは、ムヨン以外いないと知っていたのです。

アランの傍にいた使道は、大丈夫と言います。

「あんな事をしないで、殴られないであんな奴らに、ありがとう」とアラン。
もう休めと言って立ち上がった時、アランは巫女を思い出しました。

そのパンウルはトルセと一緒で、彼女の為に肉を用意しました。

初めはたどたどしい2人でしたが、徐々に距離が縮まりっていきます。

そして、二人はとても仲良くなりました。

アランの為に、新しい服を取ってきた使道。

あまり、優しくしないでというアラン。

外では満月が2回という言葉を、繰り返す使道。

新しい服を着てきたアランを見て、声を詰まらせました。

アランが「惚れたのね」と言ったのです。

着飾ったので、散歩しようと言い出すアランでした。

天上では、ムヨンのことを話していました。

この策を縁だからと、上帝が言い始めます。

縁の話を繰り返す上帝に、飽きないのかと言う閻魔でした。


キム・ウノが幼い頃、上帝がこの親子の様子を見ていたのです。
復讐に心を奪われた母親は、息子の命すら見えず怒りの炎を燃やしていました。

息絶えたウノに、上帝が近づいていったのです。

死神が迎えに来ますが、上帝が命を救ったので帰って行きました。

これが縁だと言い、いつか今日の縁を思い出すことだろうと話したのです。

これからの時間は、自分の物ではないと上帝はウノに言いました。

ウノが取った護符を持って、アランと巫女を尋ねました。

大監の家で見たといい、骨の墓を埋めたのもおかしいと。

人間として戻ってきた日から、大監が怪しいとアランが言いました。

使道が大監の屋敷にやってきました。

方々を見て回り、ジュワルの部屋の脇に小部屋があると

アランが教えてあったのです。

アランが言った通り、竹に書いてあった文字は護符と同じでした。

ムリョンは、ウノに徐々に追いつめられて来たのです。
地下室に入って行くムリョンを、ウノが追いかける形になりました。

ドアを開けようとした時、ジュワルがそれを阻止しました。

扉一枚を隔てて、ウノはムリョンと相対していたのです。

『アラン使道伝』OST,真っ黒な月　シン・ミナ 
　　　　　　　　　　OST、叫んでみる　イ・ギチャン

　　　　　　　　　　OST、一日だけ、イ・ジュンギ

　　　　　　　　　　OST、愛は君だ、k.will

　　感　想　

ムリョンの本当の姿を演じておられるのが、イム・ジュウンさん。
今話題の「奇皇后」で、2度目の皇后を演じていらっしゃいますよね。

「相続者たち」では、 キム・タンの兄であるキム・ウォンの恋人役を
切なくも悲しい愛を、ウォンへの愛おしさを深く演じておられました。

どんな役でも、まるで別人のように演じ分けておられますね。

ウノとアランの恋は、見ていてハラハラしてしまいます。
何処かで他人事のように振る舞うアランに、ウノは振り回されっぱなしですね。
残された時間を、彼女の中で大切に過ごそうとしているのでしょう。

そしてこの回で、玉皇上帝とキム・ウノの初めての接点が出て来ました。
まるで、これからの展開を承知していたかのようです。
縁とは本当に不思議なもので、その素晴らしさを語っているかのようでした。