2015/01/29 (Thu) 『アラン使道伝(サトデン)』第10話 満月2つ あらすじと感想、画像、OST

第10話 満月2つ

アランを追いかけようとした時、父を助けてと子供が来ました。

チェ大監の家から帰ってこなくて、死んでしまうと訴えるのです。

子供の訴えを無下にもできず、聞き入れるウノ。

『アラン使道伝(サトデン)』キャスト、画像

ジュワルに使道との関係を聞かれたアランは、まごつきました。

使道の師匠の娘だと言いましたが、見透かされているようです。

用事とは、アランの身なりを整えようとする事でした。

アランは採寸されながら、幽霊の時の事を思い出していました。
男が哀れんだり同情するのは、君の事が気になってしょうがないという時で、
告白しているのも同然なことで、そうして好きになっていくと店の人が言いました。

ウノはトルセを連れて、官服で出かけました

大監の家に行き、公務を遂行中だと言ったのです。

ここに囚われていると、訴えがあったと言いました。

罪人だから、今は調べている最中だと大監は言います。

それなら、役所の仕事だと、ウノは一歩も引きません。

大監は「引き渡せ」と言い「奴婢の子が」と言った下僕のコドル。

ウノはその言葉に反応して、ごドルを殴り飛ばしました。
前にも忠告した通り、ウノの父親が手を出すのはチェ大監ではなく
お前の方だと言ったのです。

助けだした村人を連れて行き、村人からの訴えを聞きました。

大監は高利貸しのように、村人から税を盗み取っていたのです。
村人の代わりに税を収めたとは、ただの名ばかりの話でした。

役人たちは、ウノが奴婢の子だと知り、怒りが収まりません。

大監の蔵にある穀物を村人に配った事で、その怒りが沸騰しました。

トルセに向かって「奴婢の子の分際で」と怒鳴った瞬間。

ウノが睨みを効かし、何も言わずに立ち去りました。

一方、トルセは嫌いなことを言われて、怒ったのです。

その「奴婢の子の家来」という言葉が大嫌いでした。

ウノがまだ幼かった頃。
「奴婢の子の家来」と言われて、大騒ぎしたのを想い出しています。
話しならキム大監の屋敷で、罰を受けるならあそこで受けると行った事を。


パンウルが刑房に追いかけられていたのを見たトルセ。
すぐに割って入り、腰をへし折られたいのかと怒鳴りました。
今さっき、痛め付けられたばかりなので、刑房は逃げてしまったのです。

アランはジュワルと夜まで、一緒にいました。
いくら食べても、飢えた者のように食べ続けています。
ジュワルは少し驚きますが、何かの秘密があるのだと思っていました。

アランは昨夜から、食事をしていない事を話しました。

そしたら急に、使道の事が心配になってきたアラン。

服をくれる理由は、ただ贈りたかっただけとジュワルが云います。

 

心配していた時、使道が馬で帰ってきました。

アランを馬に乗せて、帰って行きました。

少し風に当たろうと言い、馬に乗っている二人。

アランのことが心配であれこれ言い始めるウノ。
自分の事を好きなのかと聞くアラン。

ごまかすウノに対して「好きにならないで」と言うアラン。

自分には満月2つしか、時間がないというのです。

その間に真実を掴まないと、地獄に落ちると言うのです。

突き止めたら、天上にいけると。

この世に居られるのは、満月2つしかないというのです。

どうせなら天上に行きたいから、死の真実を突き止めると言って、
アランは遠くの方に歩き出してしまいました。

ウノは、その言葉を聞いて驚きました。

アランを追いかけて、何故言わなかったのかと問いかけます。

関係ないと言われたウノは、アランの手を引いて行きました。

天界ではムヨンが、ウノの持っていた扇のことを考えています。
怨霊を消せるのは天上の物だけだと、不思議がっていました。
ウノの持つ扇で、何故やつらを消すことができたのかと。

大監が蔵の穀物を村人に手渡したことで、怒りが込み上げてきます。

「ヤツの首を持ってこい」と、手下に命じます。

翌朝、アランに出かけると言い、使道が出かけました。

蔵を荒らされて、大監が動かないのは可笑しいと役人たちが心配します。

トルセはパンウルの家に、肉を持って行きました。

天界で玉皇上帝が、薬を煎じています。

閻魔が来て、ムヨンにいつ話すか尋ねました。

ムリョンがこの事態を引き起こしたと、事実を知っているのです。

ウノはアランを連れて、ジュワルと行ったあの店に行きます。

もう一度、採寸させて「明日まで」と言って立ち去りました。

ウノは戻って、ジュワルのは捨てといてくれと店の人に頼みます。

天上に送り出すのは俺がやると、アランに伝えました。

歩く途中の風景が、三途の川を思い出すというアラン。

天上を見つけたと言うウノが見せてくれたのはお花畑でした。

しっかり見ておけというウノ。

アランから、いつから幽霊が見えるようになったのかと聞かれました。

死にかけるほどの病気をしてから、幽霊が見えるようになったと。

最初は怖くて、幽霊の言う通りにしたそうです。
すると「幽霊に取り憑かれた奴婢の子」と噂されたのです。
父は権力でその噂をもみ消したと、ウノは言いました。

父親に権力があると便利だ、噂をもみ消して戸籍にも入れてくれたと。
するとアランは「父親って、守ってくれる者なの？」と言い出しました。
何故、イ・ソリムの父親は守ってあげなかったのかと、寂しそうに言ったのです。


アランはウノに、母親を見つけたらどうするのかと問いかけました。
母親にとって、自分がどんな存在だったのかと聞いてみたいそうです。
「使道がお母さんと再会する頃、私は天上に居るわね」と、アランが言いました。

ウノは「あぁ、きっとそうだ」と、答えたのです。

『アラン使道伝』OST,真っ黒な月　シン・ミナ 
　　　　　　　　　　OST、叫んでみる　イ・ギチャン

　　　　　　　　　　OST、一日だけ、イ・ジュンギ

　　　　　　　　　　OST、愛は君だ、k.will　

　　感　想　

少しだけ、キム・ウノの心が読み取れるぐらいになってきましたね。
アランは自分の期限を知っているので、踏み込もうとはしません。
それでも女心ですから、きっと揺れ動いているはずです。

同じようにジュワルも、初めて心惹かれる女性に出会ったのでしょう。
自分が背負っている物が、どれほど邪悪な物かを知っていながら。
彼の秘密も、これから徐々に解明されていきます。

今のところは、チェ大監の養子だという事だけが事実として織り込まれています。
この先で、アランの「人間は誰もが平等」という言葉の重みを、
身を持って知る重大な事柄が、白日のもとで明らかになっていきますよ。