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韓ドラ大好き・おばさんの戯言

韓国ドラマに、急にハマってしまいました。 「あまちゃん」「半沢直樹」などのドラマ以降に、好きなドラマがなかったのです。 何気なくみた韓国ドラマに、どっぷりハマってしまったのです。 韓ドラ大好きと言っても、初心者なのですが頑張っています。

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第54回 欲望の果て

延礽君が刺客に襲われた時、トンイが自分の背中で剣を防ぎました。
それと同時に、チョンスが戻って来て刺客に向かっていったのです。
もしこの時、チョンスが戻ってこなかったら一巻の終わりでした。

トンイはチョンスの声を聞いて“チョンス兄さん、延礽君を”と言ったまま
気を失ってしまい、延礽君は恐ろしさで母の名前を呼んでいました。
ソ・ヨンギは、宮殿の門を占めて一人も逃すなと命じたのです。

『トンイ(同伊)』承恩尚宮時代(31話~)の主なキャスト

『トンイ(同伊)』まとめ一覧


逃げた刺客は3人で、見つかったらその場で自害すると申し合わせました。
肅宗には、世子が書庫に居て無事だったと連絡があったのです。
ホッとしたのもつかの間、トンイが斬られ重症だと都承旨が報告しました。

トンイを診ている医官が言うには、傷が深くて血が止まらないとの事です。
チョンスが慌てていた時、肅宗が駆け付けてきました。
血が止まらねば命に係ると聞いて、チョンスは刺客への憎悪が増したのです。

刺客たちは全ての門が閉鎖され、出口がないと悟りました。
火事を消す為に入った民が、門を閉ざされて足止めをくっていたのをみて、
民を先導して外に出るために叫んだ時でした。

チョンスがその場に来て、この三人を包囲したのです。
人違いだと言い張る刺客に、毛麻鞋(モマヘ)が証拠だと叫びました。
次の瞬間、刺客達は抵抗しましたが、倒されたのです。

自害しようと毒薬を飲もうとしますが、チョンスが阻止しました。
「許さん、お前には黒幕を吐いてもらう」と言ったのです。
チョンスの怒りは頂点に達し、絶対に真相を突き止めようとしていました。

ヒジェは計画が失敗に終わったと知り、禧嬪に逃げろと言ったのです。
禧嬪はそれでも、トンイと延礽君が死んだのかと怒鳴りました。
自分の身がどうなろうと、二人に命を奪う事だけが彼女の望みだったのです。

肅宗はトンイに、持ちこたえてくれと必死に叫んでいたのです。
意識を失っていたトンイの様態は、血が止まって安定してきました。
無意識に“王様”“王様”と呼びかけていたトンイが目を開けたのです。

トンイが目覚めて、延礽君の安否を肅宗に聞いていました。
その延礽君は、賓慶堂に行くと言ってエジョンを困らせていたのです。
自分の代わりに母上が斬られたと叫んでいた時、肅宗が来ました。

母が斬られたと言って泣いている延礽君を、しっかりと抱き締めたのです。
幼い延礽君をこんなにも怖がらせ、大切なトンイを傷付けられた肅宗。
部屋から出て来た時、手には血に染まったトンイの服を握っていました。

そして、怒りを込めて刺客を自分の前に連れて来いと命じたのです。
トンイは自分の目で、延礽君の無事を確かめたいと言い出しました。
その時、エジョンに連れられて延礽君が入って来て無事を確認できたのです。


禧嬪は逃げようとせず、ヒジェだけでも生き残れと言いました。
その時、チョンスの号令で就善堂を封鎖させたのです。
世子の為に生き残るのは禧嬪だ、自分は生きて出る気はないと言いました。

ヒジェは全てを背負うから、世子が王座に着くのを見届けてと言ったのです。
そしてチョンスが「ここに罪人チャン・ヒジェが居る」と言って、
部下を連れて、禧嬪の部屋に土足で入って来てヒジェを連れて行きました。

チョンスは禧嬪にここから出られないが、すぐに迎えに来ると言ったのです。
それを聞いて、崩れるように座り込んでしまいました。
チョンスは、見張りを怠らず就善堂には誰も出入りさせるなと命じたのです。

一方、シム・ウンテクは肅宗にイニョン王妃の呪詛を行った証拠を見せました。
トンイが世子の為に機会を与えようとした事も、話したのです。
それにも関わらず、今度はトンイたちの命を狙ったと真実を話しました。

その頃、トンイは刺客に狙われた時の事を思い出していたのです。
そして禧嬪に許さないと呟きました。
もうこれ以上、許す事はできないとトンイは心から感じていたのです。

肅宗は朝廷の重臣達の前で、昨夜のおぞましい出来事を話したのです。
この国と自分を冒涜した者達を、絶対に許す事はできないと宣言しました。
トンイの住まいの火事・王妃への呪詛・トンイたちの殺害など・・・

それに関与した者は、誰でも容赦はしないと叫んだのです。
イム・サンヒョン達は、少なからず加担していたので恐れをなしていました。
但し、チャン・ムヨルだけは何処吹く風のような表情だったのです。

尋問場では、ヒジェやその部下・ユン氏などが拷問を受けていたのです。
ヒジェはどんな事になっても、禧嬪は関係ないと言うばかりでした。
絶対に禧嬪の名前は出さず、自分たちだけが背負うと決めていたのです。


肅宗の元に来たソ・ヨンギに、就善堂を尋問せよと命が出ました。
就善堂に仕えていた尚宮や女官は、その前に捕まっていたのです。
禧嬪は手間をかける気はないと言って、自分の足で尋問場に向かいました。

トンイがそれを知らされたのは、ポン尚宮からだったのです。
禧嬪が尋問場に着くと、ヒジェたちの拷問を見てしまいました。
すると禧嬪は自ら、全てを命じたのは自分だと白状してしまったのです。

自分が全てを認めたのだから、母と兄を開放しろと怒鳴った時です。
肅宗がその場に来て、全ての自白を聞いてしまいました。
睨み付ける肅宗に、これが王様の知りたかった事実だと叫んだのです。

王妃になりたいがために、王妃の命を狙った、
世子を守りたいがために、トンイと延礽君の命を狙ったと・・・
これで満足か、これが王様が望んでいた答えだと怒鳴ったのです。

禧嬪をそのままで出て来た肅宗は、ショックで立って居られませんでした。
そして禧嬪は、泣き崩れてしまったのです。
ヒジェも母のユン氏も“禧嬪様”と、泣き叫ぶばかりでした。

そんな禧嬪の元に、世子が静止を振り切ってやってきたのです。
母上がこうなったのは、全て自分のせいだと言い出しました。
何があっても揺らいだり、負けてはいけないと禧嬪が言ったのです。

世子を守る重臣はいるから、必ず王位を継ぐのだと続けました。
必ず王になり、母の恨みを晴らしてくれと語る禧嬪。
世子は黙って話を聞いて、ただ切なく泣くばかりでした。 

トンイの前に座り、禧嬪が殺そうとしたのかと訊ねる延礽君。
東宮殿の女官が、自分たちを憎んでいると話していたと言うのです。
世子の座を狙っていると言われたが、一度も考えた事がないと話しました。

幼い延礽君なのに、政事に巻き込まれ苦しんでいるのでした。
そんな息子の姿を見て、トンイは一つの決断をしたのです。
まだ傷の痛む状態で、反対を押し切り禧嬪に会いに行きました。

禧嬪に、殺そうとした理由と謝罪を要求したのです。
世子を脅かさない、仲睦まじい兄弟であって欲しい事が本心なのに、
何故、それを信じずに殺そうとしたのかと、冷静な口調で話しました。

禧嬪は、政事とこの宮廷を信じる事ができなかったと答えたのです。
トンイの言葉など重要ではなく、権力を欲する者は延礽君を使って、
世子を脅かすようになり、トンイも同じ事をすると言い出しました。

「謝罪しろだと、とんでもない。そなたに悪い事など一切していない」
そして禧嬪は、自分の手で二人を殺せなかったのを悔しいと言いました。
トンイは残念でならない、こんな事は避けられたと呟いたのです。

禧嬪が最後にトンイを訪ねた時の、光と影の運命だと言った事を持ち出し、
運命ではなく、禧嬪自身が選んだ結果だときっぱりと言いました。
政事が宮廷・運命のせいにして、恨むのはやめてくれと話したのです。

選択を間違っただけで、こうなると何も元には戻せないと続けました。
違う結果もあったのにと、トンイは自分の心に正直に話したのです。
トンイが心を炒めていた時、禧嬪はトンイの言葉を思い出していました。

宮殿の中でも外でも、禧嬪の処罰に注目が集まっていたのです。
禧嬪の悪行は、一度の死では償えないほどだと言われていました。
しかし彼女が世子の母親だという事が、問題になっていたのです。

世子は王宮殿の前で、3日も食を絶ち母を許してくれと訴えていました。
誰もが、病弱な世子の体を心配していたのです。
その様子を延礽君も見ていて、世子が倒れないかと心配でなりませんでした。

世子はその夜、意識を失って倒れてしまったのです。
肅宗がすぐに飛んで行くと、世子はか細い声で話し始めました。
「父上、母上を どうか母上を」と・・・

世子が倒れた事は、すぐにトンイの耳にも入ったのです。
容態は遠げを超えたと聞いて、ホッと安堵しました。
そして肅宗も、持ち直したと聞いて気持ちが楽になったのです。

肅宗は、世子に与える苦痛が大きいので避けたかったと話しました。
禧嬪が拭い切れない罪を犯したと、事実を伝えたのです。
こうするしかない父を許してくれと言って、世子をそっと抱き締めました。


肅宗は東宮殿からそのまま、尋問場に行って禧嬪に会ったのです。
初めは禧嬪を恨んだ、何故にあんなおぞましい事ができたのか、
世子や周りの者を、そして自分を苦しい思いにさせるのかと話しました。

凛として輝く禧嬪がこうなったのには、自分にも非があった言ったのです。
それでも許すことはできない、余りにも遠くに行き過ぎた話しました。
そして肅宗は、覚悟を決めて禧嬪に“自決しろ”と言ったのです。

「最後にしてやれる事はこれだけだ」と、目を合わせずに伝えました。
禧嬪はそれはできないと断り、肅宗の手で死ぬと言い放ったのです。
何も悔いていない、時間を遡っても同じ事をすると言い始めました。

一つ悔やまれる事は、肅宗を本気で慕ってしまった事だと言い、
本気でなければ全てを欲する事も、トンイを憎む事もなかったと。
自分が犯した本気で慕った心を罰してくれと、毒薬を切望したのです。

肅宗の手で、自分の命の火を消してくれと頼みました。
そして、自分を殺した苦痛から逃げないでくれと言ったのです。
少しでも愛おしいと思ったなら、肅宗も苦しむべきだと続けました。

肅宗は重臣の前で、一連の件に関して処罰を言い渡したのです。
チャン・ヒジェとユン氏は、長きに渡って王室に拭えない罪を犯したので、
その罪状は筆舌に尽くしがたく、王妃に呪詛を行いトンイ達を狙ったと。

許される罪ではないので、関与した者を含めて死罪及び流刑に処すと。
肅宗のこの言葉で、イム・サンヒョンらの顔は青ざめたのです。
そしてチャン・ムヨルは、他人事のように聞き流していました。

更に就善堂の禧嬪は、世子の母としてその責務を果たすことなく、
全ての事件を画策するという大罪を犯したので、許すことはできない。
本日をもって禧嬪の称号を剥奪して、毒薬を与えると命じたのです。

尋問場から就善堂に向かった禧嬪は、自ら身なりを整えました。
禧嬪に仕えていた尚宮や女官らも、その罪からは逃げられないのです。
トンイはチョン尚宮らから、禧嬪に毒薬が下されると知らされました。


 emoji 感 想 emoji

禧嬪が冷酷になったのは、権力への欲望だったのでしょう。
考えてみれば、禧嬪もトンイと同じで賤民の子なのです。
その二人が、こんなにも対照的になったのには訳があるはずでしょう。

私は二人の幼少期と家族に、その秘密があると感じています。
ユン氏は、禧嬪と同じように権力の魅力に取り憑かれていました。
この母が育てたのですから、幼い頃からその欲望を植え付けられたのでしょう。

それに反して、トンイの家族には母親の存在がありません。
その代わり、とても仲の良い兄と父が居ました。
正義心が深く、人を羨む事など考えるような家族ではなかったのです。

人の為に尽くした父は、ソ・ヨンギの父親殺しの濡れ衣をきせられ、
それを否定する事で、彼が深入りすることを考えて死を選びました。
自分を恨む事が、剣契を忘れる為の原動力になると考え抜いてです。

人の心に寄り添えるトンイは、そんな家族の愛情を受け継いでいます。
誰に対しても、絶対にやり直すチャンスを与え続けてきました。
禧嬪に対しても、最後の機会を示したのに・・・

同じ承恩尚宮から側室になった二人ですが、最後は厳しいものでした。
禧嬪が肅宗に言った言葉は、耳で聞いていると凄い事を言ったなっと
驚いたのですが、こうして文字にするとかなり過激でした。

これからが、最後のトンイの苦しい時が始まることになるのですよ。

<用語の簡単補足>

(朝廷に関する用語)
  議政府(ウイジョンブ):最高行政官庁
  内禁衛(ネグミ):王室の警護を担当する親衛隊
  内医院(ネイウォン):王と王室の薬を調剤する官庁
  内需司(ネスサ):王室の財産を管理する部署
  漢城府(ハンソンブ):都の行政・司法を担当する官庁
  監察府(カムチャルブ):女官を監督する部署
  司憲府(サホンブ):役人の違法行為を監督する官庁
  捕盗庁(ポトチョン):犯罪を取り締まる官庁
  義禁府(ウィグムブ):重罪人を取り調べる官庁
  掌楽院(チャンアゴン):宮廷の音楽を担当する部署
  右捕盗庁(ウポドチョン):都の西部・北部を管轄する捕盗庁 
  洗踏房(セタッパン):洗濯をする部署
  礼賓寺(イェービンシ):賓客や宰臣の饗宴や食物を司った官庁

(官職名)
  庶尹(ソユン):漢城府の重職
  左議政(チャイジョン):朝廷の高位官職名
  都承旨(トスンジ):王命の伝達と王への報告を行う官庁の長官
  従事官(チョンサガン):捕盗庁の隊長
  最高尚宮(チェゴサングン):最高責任者の尚宮を称す
  判官(パンガン):官庁の高位官職名
  大司憲(テサホン):司憲府(サホンブ)の長官 
  君(クン):王の庶子などに与えられる称号
  発兵符(パルピョンブ):王が兵の動員を命じる札
  令牌(ヨンペ):王の命令で動いている事を示す札
  謄録類抄(ツゥンノンユチョ):国境の軍の配置記録書

(内命婦)
  嬪(ピン):正一品の側室
  淑儀(スギ):王の側室に与える官位の一つ・従三品相当
  淑媛(スグォン):王の側室に与える官位の一つ・従四品相当
  承恩尚宮(スンウンサングン):王の寵愛を受けて尚宮になった女官・正五品相当

(その他)
  信標(シンピョ):王室の者である事を証明する札
  楽記(ガッキ):音楽に関する経典
  六経(リクケイ):儒教の6種類の経典
  賓慶堂(ポギョンドウ):トンイが暮らす住まい
  親蚕礼(チンジャムネ):王妃主宰の養蚕を奨励する儀式
  恵民署(ヘミンソ):庶民の医療施設
  唐鞋(タンヘ):唐草模様を施した革靴
  白朮天麻湯(ビャクジュツブシトウ):煎じ薬の一種・関節痛や神経痛などに効く
  奚琴(ヘグム):二弦の弦楽器 日本語でけいきん、中国語でシーチンと読む
  豊山犬(プンサン):狩猟犬
  御酒(ゴジュ):王が注いでくれるお酒の事
  剣契(コムゲ):賤民たちの秘密組織
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参考になります!

私も観てみようと思います☆
by Ga 2015/05/20(Wed)17:37:58 編集

コメント、ありがとうございます

Gaさん、コメントありがとうございます。

「トンイ」は、本当に根強い人気のあるドラマですよね。
主演のハン・ヒョジュさんの魅力も、本当に素敵に描かれています。
2010年のドラマの中では、4番目の視聴率だったようです。

もう少しで終わるのですが、何となく足踏み状態になっています。
でも、頑張りますので、お付き合いくださいね。
またのコメントをお待ちしております(^^)
by chae 2015/05/21(Thu)15:47:11 編集
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HN:
何処にでもいるおばさん・chae
性別:
女性
職業:
ただの主婦
趣味:
韓国ドラマ鑑賞
自己紹介:
2年前に病気になり、自由に外出ができなくなりました。
そんな時に、たまたま見た「奇皇后」で、韓国ドラマにハマりました。
リアルタイムに追いつくのは、アッという間でした。

心が折れそうになった時に、必ず見るのドラマがあります。
「宮(クン)Love in Palace」の16話と最終話。
泣きたい時のお薦めです。

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