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韓ドラ大好き・おばさんの戯言

韓国ドラマに、急にハマってしまいました。 「あまちゃん」「半沢直樹」などのドラマ以降に、好きなドラマがなかったのです。 何気なくみた韓国ドラマに、どっぷりハマってしまったのです。 韓ドラ大好きと言っても、初心者なのですが頑張っています。

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第39話 忌まわしき記憶

肅宗は毎日、忙しい政務に追われていました。
食事の時間もなく、一生懸命だったのです。
今日は武官達の腕前を、肅宗の門前で披露する日でした。
最近の肅宗は、時間に余裕ができると向かう場所があるのです。
チョンスも一緒にと言われましたが、仕事があると断りました。
不思議がるソ・ヨンギは、何処に向かうのか知らないのです。

行き先は、王子とトンイの居る賓慶堂(ポギョンドウ)です。
王子が沐浴を済ませて、王妃と見ていた時に何かを喋りました。
そこに来た肅宗は、2ヶ月も経たないのに凄いとご満悦です。
「頑張って言ってみろ、父上、父上だぞう~」と。

肅宗が来ている時に、監察府のチョン尚宮たちが来ました。
今日はこれで3度目だと言って、トンイには会えないと伝えます。
チョンウムが、お仕事まで賓慶堂でしそうだと皆で笑っていました。

その後 トンイは自ら監察府に出向き、久しぶりにユ尚宮に会いました。
今やすっかりトンイの時代になり、ウングムが仕える相手を間違えたと嘆きます。
そして宮廷で噂になっている、世子交代の話を持ち出しました。

禧嬪の屋敷では母であるユン氏の言い付けで、女官のヨンソンが
トンイへの呪詛を行っていたのです。
復活するために時を待っていると、禧嬪はくだらない事をするなと怒りました。


王妃の前で、シム・ウンテクが世子交代の話を持ち出しました。
チョン・イングクは、トンイが賤民の出なのでその子を世子にするのに反対します。
しかし王妃は、その言葉は聞き捨てならないと諌めました。

淑媛の産んだ子は王様のお子だと言いますが、それでも反対なのです。
両班の側室を迎えてはと提案しますが、王妃は絶対に認めません。
世子以外に王座に付くのは、淑媛の子と決めていると意思を伝えました。
王妃は、国と王室のためを思えば必要だと断言したのです。

チョンスにもウンテクが伝え、全てを手にしなければ生き残れないと、
今のトンイと王子の立場が、どれほど危ういかを話しました。
彼もまた禧嬪の恐ろしさを知っているので、ウンテクの話が心に響いたのです。

その夜、肅宗は王子を寝かせつけるまではと、なかなか動きません。
お休みの時間だとトンイが言っても、王子の顔を見ると疲れが吹き飛ぶと言います。
肅宗は王子の名前を“永寿(ヨンス)”と名付けてくれました。
これからも自分とトンイと一緒に、長く生きて欲しいと願って付けたのです。
医官もこの子を丈夫だと言ったのは、都中を駆けまわったトンイに似たと言いました。
王子の100日のお祝いを、トンイは取り止めようと考えていたのです。

王子の祝いを取りやめて、粥を配給したいと思っていたのです。
国の飢饉で都に難民が溢れ、肅宗も対策に苦慮しているので助けたいと。
その気持も分かる王妃は、贅沢をするものではないと否定的でした。

福を得るにはまず、服を分かち合えと言うと話すトンイ。
お腹にいるころから、配給所の粥を食べたがった子だと言い、
初めてする事が、民に食料を分ける事なら王子も喜ぶと続けました。
そう言われて、かなわないと言いながら了承して、手伝いを約束してくれたのです。

都にこの張り紙が出て、民は本当に喜んでくれました。
「淑媛様が俺たちと同じ、賤民の出だからだ。
 貧しい者がどれだけ辛いか、あの方はご存知なんだ」と。

民が感謝の気持ちを表し、喜んでいる時でした。
一人の男が、その様子を見ていたのです。
民たちと違い、彼の目には冷たい光が満ちていました。


流刑先のヒジェは、何処に行くにも兵士が見張っていました。
そんな状況でも、禧嬪とは連絡を取り合っていたのです。
部下が禧嬪の手紙を渡し、順調のようだと安堵していました。

王子様の生誕100日を祝う日、救済場の為に皆が頑張っていました。
トンイは監察府に出向き、こんな事になってしまいと全員に詫ていたのです。
チョン尚宮にこんな所に来ないでと言われても、トンイは動じませんでした。

想定していた以上の民が押し寄せ、チョン尚宮たちはてんてこ舞いです。
そこに忍び込んだトンイは、女官の服装で自分の出番だと嬉しそうでした。
自らが粥を民に渡し、たくさん食べてくださいと話しかけていたのです。


粥がくなったので米を持って来いと言われ、トンイが手を上げました。
蔵を探している時に、一人の男とぶつかってしまったのです。
その男が落とした物は、あの剣契の鉢巻でした。

男を追いかけますが見失い、ポン尚宮にも見つかってしまったのです。
それと同時に活人署の署長が、殺されてしまいました。
その騒ぎの中、トンイが監察府の服でその場に居るのを全員が知ったのです。

殺人をした犯人は、声明文を肅宗に突き付けました。
それには“粥を配って上辺を繕っても、真の救済とはいえない”と、
これからも両班を殺すという内容だったのです。

宮殿に戻ったトンイは、チョンスに拾った鉢巻を見せました。
殺しの現場から立ち去った男が落とした物だと、伝えたのです。
チョンスは剣契が再結成されても、お頭を慕ったなら殺しはしないと断言しました。


この事で、トンイの住まいにソ・ヨンギとチョンスが集まったのです。
都に戻ったチャン・ムヨルが、今回の件を担当すると決まりました。
トンイが幼い時、彼の父である大司憲の死に居合わせた因縁があるのです。

ソ・ヨンギは、チョンスに内密にこの件と剣契の事を調べるように伝えました。
詳しく分かるまでは、余計な事を言うなと釘をさしたのです。
トンイは、今回もまた剣契に罪をきせるつもりだと不安がっていました。


ウンテクはムヨルという男は肅宗の信頼の厚く、関わった者からの話では、
理に適った公平な男だと、チョンスに話してくれました。
調査官をしていた時、同じ南人を厳しく処罰して南人には嫌われているようです。

トンイはムヨルという人物を知り、力になってくれるのではと言いました。
自分の父親を殺した、真犯人を知りたいはずだと考えたのです。
今回の事が誰かの陰謀なら、剣契を陥れた者たちと相違ないと話しました。

ソ・ヨンギは、ムヨルに会いに行きました。
そして、今回の件が剣契に関係あるのではと、話してみたのです。
詳細が分からない今、賤民を疑うのは時期尚早だと彼が言いました。


そしてムヨルは、ソ・ヨンギが帰った後で部下一人を連れて外出しました。
その先には禧嬪が居て、父親を殺したのはオ・テソクだと伝えたのです。
禧嬪はムヨルに真実を話した事で、南人を率いる力を与えると約束しました。

真実を知ったムヨルは、その足でおテソクに会いに行ったのです。
禧嬪から聞いたと言って、脅したのではなくあの件は忘れてくれと言いました。
力を失った南人を立て直したいと、恨んでいない事を証明したのです。

しかし、ムヨルから恨みは消えておりませんでした。
彼はオ・テソクを生涯、自分の犬にすると話したのです。
それほどまでに、父を殺された恨みが大きい物でした。

また両班の殺しがあり、トンイは気を揉んでいたのです。
その様子を見たウンテクは、ソ・ヨンギ達と同じ様子だと言います。
ウンテクは、今回の件が剣契に関係あるのかと心配なのかと語りました。
トンイの父が誰なのかは知っている、だから隠さないで話してくれ、
自分が助けられたように、助けたいと申し出てくれたのです。
トンイは剣契の鉢巻を出して、今までの事を全てウンテクに話しました。

ウンテクは昔、亡くなった大司憲の指の動きを覚えているかと訊きます。
トンイがそれを見せると、それが清国の数なのではとウンテクが言いました。
義洲(ウィジュ)で、清国の商人が使っているのを見たと話しました。

トンイは大司憲の時と、女官の時の手の動きを想い出していました。
そしてトンイは、王妃に療養を願い出たのです。
少しの間、王妃の手配した屋敷で過ごすと禧嬪の耳にも入りました。


<用語の簡単補足>
―この回で登場した用語―
庶尹(ソユン):漢城府の重職

(朝廷に関する用語)
  議政府(ウイジョンブ):最高行政官庁
  内禁衛(ネグミ):王室の警護を担当する親衛隊
  内医院(ネイウォン):王と王室の薬を調剤する官庁
  内需司(ネスサ):王室の財産を管理する部署
  漢城府(ハンソンブ):都の行政・司法を担当する官庁
  監察府(カムチャルブ):女官を監督する部署
  司憲府(サホンブ):役人の違法行為を監督する官庁
  捕盗庁(ポトチョン):犯罪を取り締まる官庁
  義禁府(ウィグムブ):重罪人を取り調べる官庁
  掌楽院(チャンアゴン):宮廷の音楽を担当する部署
  右捕盗庁(ウポドチョン):都の西部・北部を管轄する捕盗庁 
  洗踏房(セタッパン):洗濯をする部署
  礼賓寺(イェービンシ):賓客や宰臣の饗宴や食物を司った官庁

(官職名)
  庶尹(ソユン):漢城府の重職
  左議政(チャイジョン):朝廷の高位官職名
  都承旨(トスンジ):王命の伝達と王への報告を行う官庁の長官
  従事官(チョンサガン):捕盗庁の隊長
  最高尚宮(チェゴサングン):最高責任者の尚宮を称す
  判官(パンガン):官庁の高位官職名
  大司憲(テサホン):司憲府(サホンブ)の長官 

  発兵符(パルピョンブ):王が兵の動員を命じる札
  令牌(ヨンペ):王の命令で動いている事を示す札
  謄録類抄(ツゥンノンユチョ):国境の軍の配置記録書

(内命婦)
  淑媛(スグォン):王の側室に与える官位の一つ・従四品相当
  承恩尚宮(スンウンサングン):王の寵愛を受けて尚宮になった女官・正五品相当

(その他)
  賓慶堂(ポギョンドウ):トンイが暮らす住まい
  親蚕礼(チンジャムネ):王妃主宰の養蚕を奨励する儀式
  恵民署(ヘミンソ):庶民の医療施設
  唐鞋(タンヘ):唐草模様を施した革靴
  白朮天麻湯(ビャクジュツブシトウ):煎じ薬の一種・関節痛や神経痛などに効く
  奚琴(ヘグム):二弦の弦楽器 日本語でけいきん、中国語でシーチンと読む
  豊山犬(プンサン):狩猟犬
  御酒(ゴジュ):王が注いでくれるお酒の事
  剣契(コムゲ):賤民たちの秘密組織
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プロフィール

HN:
何処にでもいるおばさん・chae
性別:
女性
職業:
ただの主婦
趣味:
韓国ドラマ鑑賞
自己紹介:
2年前に病気になり、自由に外出ができなくなりました。
そんな時に、たまたま見た「奇皇后」で、韓国ドラマにハマりました。
リアルタイムに追いつくのは、アッという間でした。

心が折れそうになった時に、必ず見るのドラマがあります。
「宮(クン)Love in Palace」の16話と最終話。
泣きたい時のお薦めです。

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