2015/03/17 (Tue) 『トンイ(同伊)』第26話 都を目指して あらすじ、画像、キャスト、用語補足

第26話 都を目指して

ヒジェはトンイの顔を見て「お前が生きていたとは」と言いました。

事の成り行きが分からないピョンは、割って入ろうとしたのです。

しかしヒジェの怒りは頂点に達しており、トンイを連れて行ってしまいました。

『トンイ(同伊)』女官時代(12話~)の主なキャスト

『トンイ(同伊)』まとめ一覧

ヒジェはどうして生きているのかと、トンイに迫ったのです。

トンイは死にかけたが、死ねなかったと答えました。

シム・ウンテクが偽の通訳官だという事も、知られてしまったのです。

役所でもウンテクが脱走したと、彼を追いかける事になりました。

トンイから清国との話を聞き出すと言い、部下がトンイを攻め立てるのです。

その手下は義禁府で、拷問を担当していたと言って脅かしました。

チョンスは何とか馬を探そうと走り回り、馬の訓練所を見つけたのです。

そこで馬を調達し、ソ・ヨンギと共に義洲に急ぎました。

義洲にヒジェが居るなら、トンイが危ないと感じたのです。

宮廷の監察府では、ユ尚宮が罠を仕掛けました。

急な訓練だと言って、全員を連れ出してシビたちが残ったのです。

そして懐から手紙を出して、書の間に挟んで立ち去りました。

チョン・イングクも同様に、オ・ユンの罠が仕掛けられたのです。

オクチョンにその経過が報告され、肅宗の執務室に出向きました。

肅宗に対して、女としても王妃としても多くの嘘をついたと言い出したのです。

そう言ってから、肅宗に対して偽りの笑みを浮かべた事はないと言い、

自分に対して肅宗が、偽りの笑みを浮かべたなら深く傷つくと話しました。

王妃が去った後、肅宗は何故そんな事を言ったかと不思議だったのです。

役所の長官が戻って来ないので、ヒジェは焦っていました。

シム・ウンテクの行方も分からず、トンイを始末することにしたのです。

連れ出されたトンイは、自分を殺しても真実は消えないと断言しました。

嘘の証拠で前王妃を陥れ、更に国の機密まで売ろうとするなど、

天を恐れないのかと、ヒジェに言ったのです。

トンイを殺そうとした瞬間、ウンテクが止めろと叫んできました。

謄録類抄(ﾂｩﾝﾉﾝﾕﾁｮ)を渡すので、トンイを放せと言ってきたのです。

必死で探している謄録類抄は自分が持っていると、取引をしました。

ウンテクの友人である平壌の判官から、手渡されたと言ったのです。

囚われの身になったウンテクは、どちらかが死ぬ運命なら、

助かるのはトンイの方だと言い出しました。

自分を助ける策を練ってくれと言い、駄目でも恨みは晴らせるとまで言うのです。

喉から手が出るほど欲しい謄録類抄なので、ウンテクの条件を飲みました。

トンイを放してくれたらというので、縄を解いたのです。

ウンテクはトンイに早く行けと言ってから、ヒジェに相対しました。

謄録類抄を隠した場所を言って、時間を稼いでいたのです。

手下がすぐに現場に向かい、間もなく見つけそうな勢いでした。

トンイはウンテクを助ける為に、ソリを頼ったのです。

肅宗は司憲府からの上書を見いると、前王妃が企てをしていると書いてあり

根拠の無い話で、朝廷を惑わす気かと憤っていました。

都承旨は謝氏南征記(ｻｼﾅﾑｼﾞｮﾝｷﾞ)が広まり、民が動揺していると答えたのです。

静かに暮す前王妃を陥れようとするその行為に、肅宗は怒っていました。

この上書は却下すると、都承旨に言います。

続けて同じような上書を出すと、罷免するとまで言い出しました。

掌楽院では親蚕礼(ﾁﾝｼﾞｬﾑﾈ)の為に、音楽を練習していました。

オ・テプンたちは、昇進がなかったので落胆しているのです。

適当でいいと言って、早々に帰って行きました。

今回の親蚕礼は、宮殿ではなく外でやると言い出していたのです。

民の動揺を鎮める為に、あえて宮殿から外に出たとファン達は考えていました。

実はここに仕掛けがあり、大きな騒動になっていくのです。

前王妃の住まいでは、誰からとも分からない素晴らしい品が届いていました。

それを見てすぐに前王妃は、贅沢はできないので全て売って、

その代金を恵民署(ﾍﾐﾝｿ)に送れと言い出したのです。

この品物は全て、肅宗がハン内官に命じて送った物でした。

ハン内官は、前王妃が少しやつれていたと話したのです。

良家で生まれ育ち、宮廷で過ごしていた者には過酷だ詫びていました。

その頃トンイたちは、シム・ウンテクの救出の為に動いていたのです。

渡し場に移されたと聞いて、ソリは清国の役人を歓迎したいとヒジェに言いました。

ヒジェとの縁を大事にしたいと言うソリに、ヒジェは申し出を受けたのです。

ソ・ヨンギとチョンスは、義洲に来てトンイを捜しています。

ピョン商会の主に居場所を訊くと、ヒジェに捕らわれたと聞きました。

ヒジェに連れ去られたなら、発兵符(ﾊﾟﾙﾋｮﾝﾌﾞ)を使うと判断したのです。

その頃、何も知らないトンイたちは、私兵に酒を飲まそうとします。

しかし私兵たちは、それを堅くになに拒んでしまいました。

ところがその時、役所の兵士たちが撤収して行ったのです。

ソリの執事が不思議がると、部下が発兵符が発せられたと話しました。

これなら何とかなると、執事が言ったのです。

残るはヒジェの私兵だけとなり、頭数が少なくなったからでした。

ヒジェの私兵が謄録類抄(ﾂｩﾝﾉﾝﾕﾁｮ)を見つけ、ヒジェに渡します。

清国の役人に渡して、ウンテクを始末すると言っていました。

しかしその前に、ソリの部下が私兵を襲ってトンイが助けに入ったのです。

そうとは知らずに戻ったヒジェは、何が起こったのか理解できません。

そこに部下が、ソ・ヨンギが発兵符を使って兵を呼び寄せたと報告します。

謄録類抄は渡したものの、トンイもウンテクも逃してしまいました。

トンイはウンテクを連れて、逃げていました。

しかし彼は、肅宗と同じように途中で走れなくなったのです。

あの時の事を想い出し、トンイは苦笑いしていました。

謄録類抄を渡したことで、大逆罪を犯したように感じるトンイ。

その様子を見ながら、ウンテクは寄る所があると走って行きました。

トンイには、ソリの居る渡し場に行けと命じて行ったのです。

ソ・ヨンギたちは、義洲の兵を使ってトンイを探し始めました。

同じ頃、ヒジェに都から連絡があり、宮殿に戻るようにと言われたのです。

ソ・ヨンギと会うのはまずいと、ヒジェは私兵にトンイ達の始末を命じました。

トンイとソリ、それに執事も義洲を出る事を決めていました。

ウンテクは一緒に行かない、王命で流刑の身だからここから出れないと言い、

本物の謄録類抄をトンイに渡して、役に立たせろと言ってくれました。

偽物の謄録類抄を渡された清国は、文句は言えないはずだと言いました。

世子承認が遅れて、自分達にも好都合だとウンテクが言うのです。

謄録類抄でヒジェの陰謀を暴き、自分をここから開放してくれと言いました。

呼び戻されたヒジェは、世子承認の件は首尾よくできたと報告します。

オクチョンは肅宗がトンイを探していると、心の動揺を話しました。

それを聞いたヒジェは、トンイが生きていると話したのです。

＜用語の簡単補足＞

親蚕礼(ﾁﾝｼﾞｬﾑﾈ)：王妃主宰の養蚕を奨励する儀式

恵民署(ﾍﾐﾝｿ)：庶民の医療施設

（朝廷に関する用語）
　議政府(ｳｲｼﾞｮﾝﾌﾞ)：最高行政官庁
　内医院(ﾈｲｳｫﾝ)：王と王室の薬を調剤する官庁
　内需司(ﾈｽｻ)：王室の財産を管理する部署
　漢城府(ﾊﾝｿﾝﾌﾞ)：都の行政・司法を担当する官庁

　　監察府(ｶﾑﾁｬﾙﾌﾞ)：女官を監督する部署

　　司憲府(ｻﾎﾝﾌﾞ)：役人の違法行為を監督する官庁

　　捕盗庁(ﾎﾟﾄﾁｮﾝ)：犯罪を取り締まる官庁

　　義禁府(ｳｨｸﾞﾑﾌﾞ)：重罪人を取り調べる官庁

　　掌楽院(ﾁｬﾝｱｺﾞﾝ)：宮廷の音楽を担当する部署
　　右捕盗庁(ｳﾎﾟﾄﾞﾁｮﾝ)：都の西部・北部を管轄する捕盗庁　

（官職名）
　　左議政(ﾁｬｲｼﾞｮﾝ)：朝廷の高位官職名
　　都承旨(ﾄｽﾝｼﾞ)：王命の伝達と王への報告を行う官庁の長官
　　従事官(ﾁｮﾝｻｶﾞﾝ)：捕盗庁の隊長

　　最高尚宮(ﾁｪｺﾞｻﾝｸﾞﾝ)：最高責任者の尚宮を称す

　　判官(ﾊﾟﾝｶﾞﾝ)：官庁の高位官職名

　　大司憲(ﾃｻﾎﾝ)：司憲府(ｻﾎﾝﾌﾞ)の長官

　　発兵符(ﾊﾟﾙﾋﾟｮﾝﾌﾞ)：王が兵の動員を命じる札

（内命婦）

　　淑媛(ｽｸﾞｫﾝ)：王の側室に与える官位の一つ・従四品相当

　　承恩尚宮(ｽﾝｳﾝｻﾝｸﾞﾝ)：王の寵愛を受けて尚宮になった女官・正五品相当

（その他）

　　唐鞋(ﾀﾝﾍ)：唐草模様を施した革靴
　　白朮天麻湯(ﾋﾞｬｸｼﾞｭﾂﾌﾞｼﾄｳ)：煎じ薬の一種・関節痛や神経痛などに効く
　　奚琴(ﾍｸﾞﾑ)：二弦の弦楽器　日本語でけいきん、中国語でシーチンと読む
　　豊山犬(ﾌﾟﾝｻﾝ)：狩猟犬
　　御酒(ｺﾞｼﾞｭ)：王が注いでくれるお酒の事
　　剣契(ｺﾑｹﾞ)：賤民たちの秘密組織