2015/03/04 (Wed) 『トンイ(同伊)』第14話 密輸商人 あらすじ、画像、キャスト、用語補足

第14話 密輸商人

トンイはチョンスが、生きていて自分を探していると気付いたのです。

チョンスがヒジェの武器密輸の加担をする事となり、手伝っていました。

疲れて帰ってくると、部屋の中にある鉢巻が無くなりヨンダルを締め上げます。

監察府の女官に見せたら、捕盗庁に行ったと話します。

前にも話した妹みたいな子に見せたといい、トンイと名前を呼びました。

するとチョンスは、女官の名前がトンイだと分かり驚いていたのです。

『トンイ(同伊)』第5話からの 主なキャスト紹介、画像

『トンイ(同伊)』まとめ一覧

監察府の女官がチョンスを捜していたと、ヒジェに腹心のステクが伝えます。

あの男は怪しいと言い出すと、その女官の素性を調べて、

チョンスに近付けないよう、密かに始末しろとヒジェが命じました。

翌朝、トンイが掌楽院を訪れると、ファンがヨンダルが来ていないと言い、

それを聞いたトンイは、居ても立っても居られず、ヨンダルの家に向かいます。

途中でヒジェの指示を受けた者たちが、トンイを狙ってきました。

それを助けれくれたのが、紛れも無くチョンスだったのです。

“本当にチョンス兄さん？！”と言って、トンイは抱きつきました。

今までの心細さが、一気に吹き出してしまったようだったのです。

密輸した武器でご満悦のヒジェの元に、ステクが戻りました。

監察府の女官を仕損じた、男が入ってきて顔は見なかったと話すます。

チョンスを探している女官は、尚宮が推薦した娘だと分かりました。

鉢巻を崖の上で見つけて、トンイが都に居ると分かったと話すチョンス。

遅くなったと謝るチョンスに、約束を守ってくれたと喜ぶトンイ。

6年前の子供が大人になって、偶然に会っても分からないと言うチョンス。

トンイは今までに起きた事を全て、チョンスに話すと言ったのです。

その日はチョンスの部屋に皆が集まり、楽しく会話をしていました。

ファンたちは命の恩人だというトンイが、これからもよろしくと言いました。

ヨンダルが、トンイの兄なら自分の兄も同然と“兄さん”と呼ぶと言ったのです。

チョンスは夜空に向かって、お頭に話しかけました。

二度と会えないかもと思っていたトンイの笑い声を聞きながら、

これからはトンイの傍を離れず、守っていくと決意を新たにしたのです。

肅宗はソ・ヨンギから、密輸の疑いのある清国の随行で来る者の話を聞きました。

キム・ユンダルという我が国の者で、清国で高官の目に止まり、

向こうで官職に着いたと、彼の経歴を聞いたのです。

前回は証拠が見つからずに、逃してしまったと話すソ・ヨンギ。

肅宗は財力のある者に密輸をされれば、この国の経済は混乱する言います。

ソ・ヨンギは今度こそ罪を暴き、関係者も捕らえる覚悟だと話しました。

監察府では最高尚宮が、捕盗庁と義禁府の合同捜査になったと話します。

使節団の接待係に成り済まし、潜入捜査をするのが監察府の担当でした。

それに似合う女官を捜せと、最高尚宮が指示を出したのです。

監察府では、チョンウムの他にトンイも選ばれました。

チョン尚宮に呼ばれ、監察府の手信号に使う手鏡を渡されます。

掌楽院で知り得た情報を、他の女官にも伝える事もトンイの仕事でした。

義禁府も捕盗庁も、この捜査には慎重を期す事が最優先です。

これが相手側に知れると、国同士の問題にも成りかねません。

肅宗にも使節団が慕華館(ﾓﾌｧｶﾞﾝ)に到着したと、知らせが入りました。

慕華館で監察府の女官たちは、次々に連携を取って仕事に当たっています。

チョンウムは、中国語を少し理解しているので話をトンイに伝えました。

それはすぐさま、チョン尚宮からソ・ヨンギの元に運ばれるのです。

ヒジェが捕盗庁の異常な雰囲気を嗅ぎつけ、ファン武官にカマをかけます。

彼は、極秘の任務だと言ってしまいました。

ヒジェの元にチョンスが来て、武官の試験を受けたいと申し入れたのです。

賤民でも試験に受かれば、護衛隊に入れると聞いたと話しました。

急に欲が出てきたので、宮廷に入り何かをしたくなったと言います。

ヒジェは、損得を考えある程度の地位に着けば都合がいいと話しました。

ヒジェはオ・テプンに賄賂を贈り、オ・テソクと会う約束をしました。

チョンスはヒジェの頼みで、キム・ユンダルの護衛にあたったのです。

後を付けていた役人を叩きのめし、彼を無事に約束の場所に連れて行きました。

ヒジェはオ・テソクの屋敷を訪問し、キム・ユンダルと会わせました。

清国の使節団に同行している彼は、二つの国のお金の流れを握っているのです。

そして今回は、得たお金を南人の為に使いたいと申し出ていました。

キム・ユンダルの望みは、今の義禁府と捕盗庁の捜査を止めさせる事です。

政事に金がいるのは、オ・テソクにも分かってる事と言うヒジェ。

オ・テソクはヒジェの知られざる才能に、驚きを隠せませんでした。

チャン尚宮の屋敷に、肅宗が訪れました。

肅宗はトンイが今回の任務に着いたと言って、とてもご機嫌。

トンイのアダ名を教え、監察府の女官になり心配事が増えたと話したのです。

自分が王だと分かった時の、トンイの反応を気にする肅宗。

そんな彼を見て、チャン尚宮は唖然としてしまいました。

女官の心を気にするなど、本来はあり得ない事なのですから。

そのトンイは、使節団の部屋の中で怪しい物を捜しています。

書物の中に、子供が読む“小學”がありました。

その中に意味不明な物が挟まっており、それをチョンウムに見せたのです。

特に問題がないと言われ、元に戻したトンイ。

その時、ファンたちに見つかってしまいました。

任務には気付かれないようにと、チョンウムに言われたのです。

オ・テソクが甥のオ・ユンに、捜査を撹乱させよと命じました。

監察府が潜入していると、情報を流してしまったのです。

その為、監察府の女官たちが捕まり、捜査がバレてしまいました。

この事はすぐさま、宮廷内に知れ渡ってしまいました。

密輸の関与は明らかにできず、証拠も見つけられません。

もう監察府は、慕華館(ﾓﾌｧｶﾞﾝ)には入れなくなっていました。

それでも諦め切れないトンイは、チョンスにこの事を聞いてみました。

するとチョンスはすぐに暗号だと見破ったのです。

暗号を解読するための道具も、絶対に近くにあるはずと言われました。

トンイは掌楽院の奴婢としてもう一度、慕華館(ﾓﾌｧｶﾞﾝ)に潜入しました。

ところが彼女の姿を見たオ・ホヤンが、正体を喋ってしまったのです。

そこにキム・ユンダルが居たので、全てが露見してしまいました。

証拠を見つけたトンイは、すぐに清国の兵士たちに追われてしまいます。

そんな時、和解の為に慕華館を訪れた肅宗がそこに居ました。

トンイは「判官様」と叫んで、近くまで走っていったのです。

お付の者が「無礼者」と叫び、「王様」と言ったのです。

その時、初めて判官だと思っていた人が実は王だったと知りました。

＜用語の簡単補足＞

慕華館(ﾓﾌｧｶﾞﾝ)：中国の使節団を受け入れた場所

　　温陽(ｵﾆｬﾝ)：歴代の王の保養地

　　最高尚宮(ﾁｪｺﾞｻﾝｸﾞﾝ)：最高責任者の尚宮を称す

　　中庸(ﾁｭｳﾖｳ)：儒教の四書の一つ(他には大学・論語・孟子)

　　御酒(ｺﾞｼﾞｭ)：王が注いでくれるお酒の事

　　内医院(ﾈｲｳｫﾝ)：王と王室の薬を調剤する官庁

　　就善堂(ﾁｭｿﾝﾄﾞｳ)：チャン尚宮の居場所

　　都承旨(ﾄｽﾝｼﾞ)：王命の伝達と王への報告を行う官庁の長官

　　監察府(ｶﾑﾁｬﾙﾌﾞ)：女官を監督する部署

　　左議政(ﾁｬｲｼﾞｮﾝ)：朝廷の高位官職名

　　漢城府(ﾊﾝｿﾝﾌﾞ)の判官(ﾊﾟﾝｶﾞﾝ)：都の行政・司法を担当する官庁の高位官職名

　　豊山犬(ﾌﾟﾝｻﾝ)：狩猟犬

　　発兵符(ﾊﾟﾙﾋﾟｮﾝﾌﾞ)：王が兵の動員を命じる札

　　奚琴(ﾍｸﾞﾑ)：二弦の弦楽器　日本語でけいきん、中国語でシーチンと読む

　　議政府(ｳｲｼﾞｮﾝﾌﾞ)：最高行政官庁

　　大司憲(ﾃｻﾎﾝ)：司憲府(ｻﾎﾝﾌﾞ)の長官の事

　　司憲府(ｻﾎﾝﾌﾞ)：役人の違法行為を監督する官庁

　　剣契(ｺﾑｹﾞ)：賤民たちの秘密組織

　　捕盗庁(ﾎﾟﾄﾁｮﾝ)：犯罪を取り締まる官庁

　　従事官(ﾁｮﾝｻｶﾞﾝ)：捕盗庁の隊長

　　義禁府(ｳｨｸﾞﾑﾌﾞ)：重罪人を取り調べる官庁

　　掌楽院(ﾁｬﾝｱｺﾞﾝ)：宮廷の音楽を担当する部署

　　漢城府(ﾊﾝｿﾝﾌﾞ)：都の行政・司法を担当する官庁