2015/01/25 (Sun) 『アラン使道伝(サトデン)』第3話 アランの祈り あらすじと感想、キャスト、OST

第3話 アランの祈り

アランが人としての未練があると話した時、
一度も口づけしないで幽霊になったことだと言ったのです。
そして、アランが段々にウノに近づいて来ました。

そっと目を閉じてしまった瞬間に、ウノは飛び起きたのです。
自分でも、どうにかなりそうだと困っていました。
朝になってウノはトルセに、ジュワルへの手紙を届けさせます。

『アラン使道伝(サトデン)』キャスト、画像

その頃天界では、玉皇上帝と閻魔が揃って釣りをしていました。

幽霊が増えて、秩序が乱れていると閻魔が苦情を言ったのです。

それぞれの事情があるから、待ってやれと玉皇上帝が答えました。


消えた魂の件は、400年が経った今でも解決していません。
何とかすると言っても棚上げなので、閻魔は自分の乗り出すと言いました。
玉皇上帝は「気長に待て、あまり悩むと老ける」と言って立ち去りました。

巫女のパンウルがアランの新しい服や化粧品を持ってきてくれました。

それを見て、喜ぶアラン。

一つ一つを眺めて、ワクワクしています。

新しい服を着て、髪飾りを付け、指輪を付けました。

出てきたアランは、別人のようだったのです。

目を見張ってしまったウノに、見えないと悔しがるパンウル。

ウノは照れ隠しに、別にどうってことないと言ったのです。

先に用事を済ませる、ここで待っていろと出かけてしまいました。

待たされる事になったアランは、新しい服を着て喜んでいます。

巫女のパンウルはアランが好きではありません。

お願いだから、消えて欲しいと願うパンウル。

アランはしょうがないので、先に行って待つことにしました。

ところが途中で、幽霊が見えるポイグラという丸薬を思い出しました。
あれなら使道を頼らなくても、許嫁に会えると思ったのです。
アランはその小屋に入っていくと、そこには誰も居ませんでした。

その頃、ウノはアランが気になってしょうがないのです。

記憶が戻るまで、一緒にいてやろうと決めました。
そして今来た道を、戻って行ったのです。

幽霊たちが、アランに腹を立てていたのです。
気が済むまで殴らせろと、大勢で跳びかかって来ました。
一番のピンチに、ウノが入って来てくれました。

幽霊と戦う姿は、逞しいウノ。

なかなか決着が付かず、ついには死神がやって来たのです。

その瞬間、アランたちはその場から逃げることができました。

やっと逃げることができたのに、アランは立ち止まってしまいました。
その格好では行けないのかと尋ねるウノ。

「もう、いい」と言ってアランは歩き始めたのです。

女心というのはと、ぼやきながら後を追うとした時です。
急に雨が降ってきました。
理解できない女心と、雨のせいでとんだ事になったのです。

その頃、待ち合わせ場所にいたジュワル。
約束の時刻はとうに過ぎており、雨脚も強くなりそうです。
下僕に促されて、ジュワルは帰ってしまいました。

雨に濡れたアランを、ウノは待ち合わせ場所に連れて来ました。　

しかし、ウノたちが着いた時にはジュワルは帰っていました。

アランは「私って、ついてないのよね」　と呟いたのです。

ウノは「そうだな、そんな若さで殺され、幽霊になって記憶まで失った。

新しい服を着ると一日ももたないし、許嫁は帰ってしまうし。

このままじゃ、あの世に行けないな」と話したのです。

その言葉が終わった瞬間、アランは叫んでいました。
「私が何をしたと言うの？あのクソジジィめ、出てきなさいよ！」
ウノが腰を抜かしてしまうほど、大きな声だったのです。


アランの叫び声は、玉皇上帝の耳に入っていました。
閻魔と囲碁をしていた時で、玉皇上帝が碁石を打つ度に、
地上では雨が、とても激しく降っていったのです。

雨が降り止んで、ウノの元に遺体が出たと連絡が入りました。
あの大雨で土砂が流され、屍が露わになったのです。
その横にはイ・ソリムを知る、針母がすがって泣いていました。

服を見てみると、アランと同じでした

3年も経っているのに、腐っていないというのです。

屍の様子から、刺されて殺されたようだと予想されました。

アランは、ウノが止めたのに自分の屍を見てしまったのです。
「どうして私が、あんな、どうして」と呟いただけで・・・

そのショックで、その場を立ち去ってしまいました。

アランと入れ替わりに来たのがジュワルです。
役所の面々も、まさかジュワルが来るとは思いませんでした。
周りの人達は、許嫁だと騒いでいました。

その頃、アランはどうしてこんな事になったのかと泣きながら
走っていて、初めて、幽霊になった時の事を思い出していました。

死神からも逃げて、一人で戦ってきたこの3年間の全てを。

ウノはジュワルの様子の、一部始終を見ていたのです。

アランの遺体を、チェの家で預かると言い出しました。

持って行こうとする遺体を、ウノは役所に運べと命じたのです。

ウノとジュワルの間に、不気味なムードが発生しました。

この件は使道の思い通りには行かないと言うジュワル。

チェ家としては、これ以上デマを広げたくないと言うのです。

政略結婚なので、一度しか顔を見ていない仲で、
薄情に聞こえるかもしれないが、記憶に無いと言うのです。

父親が黙っていないと言い捨て、その場を去って行きました。

暗くなった草原の真ん中で、アランは考え事をしていました。

亡くなったお嬢さんの為、仕えていた針母が弔いをしてくれたのです。

ウノは見るなと言ったのに、何処に居るのかと心配していました。

 

アランは、イ・ソリムの遺体の前に立って居たのです。

自分の顔を初めて見て、綺麗だったのだと確認しました。

一体、何があってどうして殺されたのか、聞いてみたのです。

アランは、殺された理由と誰に殺されたのか調べると言いました。

天上に向かって、アランは祈り始めたのです。

玉皇上帝に、どうして殺されたのかを教えてと祈っていました。

天上では玉皇上帝と閻魔が囲碁をしており、アランの事を話していました。

玉皇上帝は慈悲深く閻魔は悪い神だと言われ、不公平だと言い出します。

幽霊が神を脅すなどあり得ないと、閻魔はアランを許さないと続けたのでした。

巫女のパンウルは、霊能力が欲しいと祈っていました。
アランが現れ、パンウルに頼み事をします。
玉皇上帝に祈りを捧げても、全く埒があかないからです。

アランの願いを叶えるため、あの世に通じる門まで来ました。

アランの行方が分からず、困り果てるウノ。

トルセにウノは、屍を守れと命じます。

今夜の使道はトルセだと言い、出かけて行きました。

チェ大監はジュワルに対して嫌味ばかり言います。

身なりだけは立派でも両班の家の者にはなれないなど。

ジュワルは、憎しみの目でチェ大監を見ています。

パンウルに頼んだのは、あの世に行くという事でした。
誰に会いたいのかは、知らない方が見のためだというアラン。
そしてパンウルに悪さをして、死神を呼び出そうとしていました。


顔にじんま疹が出たパンウルに、アランは謝りました。
そしてあの世に行くと話したのです。
「今までありがとう、あなたのお陰でいろいろ助けられた」と言いました。

やはり死神が現れ「戻る準備はできたか」と聞かれます。

玉皇上帝に会わせる条件で、あの世に行くとアランが答えました。

どうしても会わなきゃと言い出すアラン。

しかし死神は、アランが会うのは閻魔大王だと言ったのです。
「クソジジィ」が押すタイミングの合図でした。
パンウルはそれどころでなく、相手が死神だと知り驚いているのです。

再度のアランの合図で、パンウルは門を閉ざしました。
これがどれだけ無謀な事が分かっているのかと、ムヨンが言ったのです。
一緒に吸い込まれてしまうと、アランを止めようとしました。

私には何もない、しかしあなたは違うと答えたのです。

身分が高くやるべき事も多く、玉皇上帝からの信頼も厚い。
もう一度アランは「玉皇上帝に会わせて」叫んだのです。

ムヨンは結界を外そうと、手を動かし始めました。

何故ここまでするのかと、アランに問いかけるムヨン。

アランは、言ってもあんたには分からないと答えただけなのです。

天界では玉皇上帝と閻魔大王の囲碁が最終局面に入りました。
玉皇上帝は逆転で優位に立った時、閻魔が一手戻してと頼んだのです。
すると一手戻したら何をしてくれるのかと、問いかけたのです。
 

その時、死神のムヨンに天界からの「ムヨン」という声が届いたのです。
ムヨンが言う通りにすると言ったので、アランは「巫女」と叫びました。
本当にアランの目論見通りになり、パンウルは結界を外したのです。

結界が解かれ、ムヨンはこんな真似は二度とするなと怒鳴ったのです。
するとアランは、こんなに近付くことは二度とないと答えました。
そして、ムヨンの後ろについて、アランはあの世へと歩き始めたのです。


ウノは、アランを捜しましたが、何処にも居なかったのです。

『アラン使道伝』OST,真っ黒な月　シン・ミナ 
　　　　　　　　　　OST、叫んでみる　イ・ギチャン

　　　　　　　　　　OST、一日だけ、イ・ジュンギ

　　　　　　　　　　OST、愛は君だ、k.will　

　感　想　

アランが新しい服を着るために、寸法を測ったあたりから、

ウノの心に“記憶喪失女”の存在が大きくなり始めました。

その後、着替えたアランを見て息を呑んだウノ。

アランを助けるために、幽霊の中に入って戦うウノ。

どんどん、好きになっていく様子がわかりますよね。

アランには、その気持は伝わっていないようですがね。

見て見ぬ振りをするのが、ウノの鉄則でしたから。
何かが起こっても、通り過ぎるだけの忍伝でした。
それが自らが行動を起こし、アランの心配までするのですよ。

ここから本当に面白くなってきます。