2014/11/01 (Sat) 『太陽を抱く月』第1話 恋のさざなみ あらすじと感想、画像、キャスト、OST

第1話 恋のさざなみ

太古の昔、空には太陽が2つ 月も2つあったそうです。

その為、昼は暑すぎ夜は寒すぎました。

天地の万物が混乱して、民が苦しみにあえいでいた時

不世出の英雄が現れ、太陽と月を1つずつ弓矢で射落としと

ようやく平和が訪れたと言います。

OST 時間を逆って　歌詞、カタカナルビ、動画

OST 月明かりが沈んで、Heora

この昔話を引用して、時の大妃はユン・デヒョンを使って、

成祖の異腹の弟・ウィソン君を討つ計画を立てました。
いよいよ計画が実行に移され、反逆の偽の証拠をでっち上げたのです。


刺客がウィソン君を狙い、寝所に向かうとそこには寝ておらず、
廊下で刺客と相対し、彼は胸に矢を受けてしまったのです。
その瞬間に、巫女のアリは飛び起きてしまいました。

アリは殺気を感じて、飛び起きたのです。
「あの方が危ない」と言って、ノギョンの静止も聞かずに、

アリは、ウィソン君を心配して部屋を飛び出して行きました。

その時、親友の巫女であるチャン・ノギョンは月が変わったのを見たのです。

ウィソン君が討たれた瞬間を、アリは目撃してしまいました。

反逆者たちに追いかけられ、アリは崖から落ちてしまったのです。

大妃は巫女のアリが恋心から、ウィソン君を国王にしたくて

御札を書いたとしたら？と、嘘の話を作り上げます。

反逆の事実がないのに、それを事実に仕立てあげたのでした。

大妃とデヒョンと国巫が、ウィソン君とアリが仕組んだ事にして

逆賊としてしまったのです。

そんな折に、シン氏が死にかけたアリを見つけて、助けました。

門の前で兵士に止められますが、臨月と言ってすり抜けます。

ところが、輿のあった場所に血を見た兵士は再度、輿を止めました。

中を見ると夫人が出血しており、テサガン様のお子だと聞いて

門番はその輿を通してくれました。

助けてもらったアリは、ジン氏のお子を女の子と見抜いて、

月のように美しく可愛い子だと言います。

高貴な運命を背負った…そこまで話してそれ以上は話しませんでした。

ジン氏に、自分が死んでもお守りしますと約束したのです。

その後、官軍に捕まり拷問を受けました。

逆賊という言葉を聞いた瞬間、アリは怒りを爆発しました。
 

　　　今あのお方を逆賊と申したか

　　　動かぬ証拠だと

　　　そんなありもしない証拠を作り上げたお前こそが

　　　逆賊ではないか

 

　　　貴様！

　　　私だけが見ていたと思うのか

　　　私一人を消せば終わると思っているのか

　　　そうはいなぬわ

　　　天の月もお前を見ていた

　　　貴様の剣に染み付いたのはあのお方の血だけではない

　　　あの晩の月明かりも染み付いたのだ

　　　よいか、見ておれ！

　　　いつの日か貴様の悪行は月明かりの元に晒され

　　　いつの日か必ず、腐った貴様の息の根を止めてくれるわ

それを聞いてユン・デヒュンは、恐れおののき拷問を更に強めたのです。

死んだも同然のアリに、ノギョンは面会します。

アリはジン氏の生まれてくる子供を、絶対に守ってくれと、

親友のノギョンに託し、その意味は伝えませんでした。

2つの太陽と一つの月の三人が、ご無事でありますようにと

命を落としていきました。

時を同じくして、ジン氏はお月様のような女の子を出産されました。
父であるホ・ヨンジェが、明に出発する前に名前を付けた行きました。
その名は“ヨヌ”、兄のヨムもとても嬉しそうでした。

それから数年の月日が経ちました。

世子フォンは、姿を消してしまいました。

ヨヌは兄・ヨムの大比科合格で宮中に来ていました。

その厳かな式典で、ヨヌは可愛い蝶を見たのです。

蝶の後を追って、宮中に入り込んだヨヌ。

そこには世子フォンが、両班の衣を着ていたのです。
 

お互いを確認した瞬間、フォンは足元を崩して倒れこんでしまいます。

そして、風が吹いて傘が飛んで行ってしまいました。

慌てて立ち上がった二人ですが、それぞれに
感じるものが違いました。

ヨヌは世子とは知らず、泥棒だと思い禁軍を呼ぼうとします。

ヨヌが泥棒と叫んだ瞬間、世子は彼女の手を取り逃げ惑い始めます。

宮殿中を二人は隈なく、逃げ回っています。

　

フォンは、宮中の外にいる兄に会いたかったのです。

父親を愛しているのに、父親からは愛されない。

大勢の人に愛されるのに、大勢の人の前に出られない。

その全ては、自分のせいなのだと話すフォン。

父の目を気にして、兄はフォンに会おうとしない。

だから、兄に会いたくて塀を越えようとしたと話したのです。

フォンの話を聞いたヨヌは、論語を用いて励ましました。

適子・庶子の問題は、陛下が解決すべきだと言い出します。

朝鮮の法も理解できないなど話すと、フォンが陛下の政治が悪いのかと。

今度は禁軍を呼ばねばと、言い出しますがこれでおあいこにしようと

ヨヌに提案しますが、それは別でやはり泥棒扱いです。

フォンは自分の身分を言いたいのですが、それはできません。

フォンがもっていた荷物は、とても高価な物ばかりです。
ヨヌはあんな高価な物を、あなたが持てるはずがないと言いました。
フォンは「我はこの国・朝鮮の・・・内官だ」と、嘘を付くしかありませんでした。

宮中に戻ってきたヨヌを、母のジン氏が見つけました。
その時、ヨヌは「あんな高価な物を、内官の俸禄では買えない」と
フォンに言いながら戻って来ていたのです。

フォンは宮殿の外にいるヤンミョングン(陽明君)に会いたいのです。

侍講院(ｼｶﾞﾝｳｫﾝ)の授業は楽しくない、厳しい論争ができないと。

王様は納得せず、最後には外出禁止令まで出てしまいました。

大妃は側近のデヒョンを呼び付け、盆栽に例えてフォンを

自分の思い通りになる世子にしようと企みます。
侍講院の人事を、自分たちの一族に有利に運ぼうとしていました。

王は頑なで、王妃がヤンミョン君の自由な出入りを頼むのですが、
決して許しません。

自分を抑えられなくて、王としてやっていけるかと激怒します。

その頃、ヤンミョン君は国中を旅して歩いていました。

悪事を見逃すことのできない、強い正義感の持ち主です。

都に帰っても、宮殿に上がれない為、外から挨拶をしていました。
 

その同じ時刻に、フォンも夜空を見上げていました。

昼に会ったヨヌを思い出し、もう会うこともないだろうと

少し、寂しそうに感じていたのでした。

フォンはあの一件から、内官たちのガードがきつくなってしまい、
少し動いただけでも、ピタッと張り付いて離れないのです。
そんな時、あの子に会った時のように花吹雪が起こりました。

それを見て、もう会うこともないだろうと感じていたフォン。
ところが、庭の片隅にあの日傘が浮いていたのです。
それを見てまた会えるのかと、フォンは嬉しくなりました。

ヨヌはフォンから貰った手紙の意味が判りました。

フォンが世子だったと知り、もう逢えないと感じます。


ヤンミョン君はヨヌに、また逢えたと嬉しそうに見ていました。
 

『太陽を抱く月』キャスト、画像（世子時代）

　感　想 　

ヨヌの少女時代を演じたキム・ユジュンさん。

皆さんも、よくご存知だと思います。

私も大好きな子役さんです。

宮(クン)・一枝梅(イルジメ)・善徳女王・トンイなどにも出演している、
時代劇のヒロインの幼少期を演じさせたら、右に出る者はいないと
思わせるほどの、名子役ですよね。

そうは言っても、彼女が出演している現代劇を見ていないので

断言はできませんが、時代劇が多いことは事実です。

彼女が大人になった時を考えると、ワクワクしちゃいます。