2014/10/31 (Fri) 『シンイ－信義－』第18話 震える手 あらすじと感想、画像、キャスト、OST

第18話 震える手

キ・チョルの弟妹が、天典寺を襲ったのです。

全ての者が殺され、チャン侍医までもが命を落としました。

その懐には、ウンスの解毒薬が隠されていたのです。

『シンイ－信義－』キャスト　画像

ウンスは、トビムシの毒に侵された時のチャン侍医を思い出して、
とても辛い気持ちになりました。
彼はウンスにとって、師匠以上の存在だったからなのです。

一方、キ・チョルの手はスリバンまで及びました。

中には、拷問された者まで出てしまいました。

キ・チョルの目的は、医仙ただ一人なのです。


ヨンが徳興君を捕らえる為に、キ・チョルの屋敷に行きました。
そこでキ・チョルは、ウンスが天門から現れた話を始めます。
口裏を合わせたのは、あの妖魔の仕業かと言い出しました。

キ・チョルは、ウンスに会って話がしたいと言いました。
ヨンは、今までの仕打ちを思うと、合わせられないと答えたのです。
そして、裏門から徳興君が出たと聞かされ、その場を去って行きました。


ヨンは徳興君を捕らえて、王に拝謁しようとしたのですが、
王は騒がしい会議から外れて、部屋の外に居たのです。
チャン侍医の件を話し、医仙にとって友でもあったので心配だと話しました。

ヨンはウンスが心配で、立ち寄ると放心状態になっています。

師匠であり、話をじっと聞いてくれる友でもあったと。
チャン侍医は解毒薬を守るようにして、最後を向かえたと言いました。

ヨンはウンスを後ろ向きにさせ、近衛隊の鎧を脱がしてくました。
解毒薬を隠すようにして、守ってくれたと放心状態なのです。

自分のせいだ、自分が殺したと、己を責めるウンス。

そのまま、ウンスを寝床まで連れて行きゆっくりと寝かせたのです。

ヨンは初めて人を殺めた時の話をし始めました。

その夜は寒くて凍えて眠れなかったと、寒い日ではなかったのに。

その顔もその日付も忘れらない、だから自分が殺したなど言わないでと。

ウンスにとって、初めて経験する長い夜が明けました。

ヨンはすでに起きていて、支度をしています。

心の中で「今から3つ数えるうちにこっちを向いて、1.2.3」

　

ヨンが素早くウンスの枕元に来て

「寝坊したら、朝飯抜きですよ、いってまいります」

　

歩き始めた後ろ姿に向かって「1，2，3」

ヨンは徳興君を取り調べるために、牢獄に行きました。

そこに、元の大使がきて征東行省での調べを申し出ます。

その時ヨンは、医仙が何故、処刑なのかと聞きました。

医仙とか言う女人に会って、直接話すと答えました。
ヨンは何故、自分の名前を知っているかとも尋ねたのです。
名が知れ渡り、ヨンを排除すればこの国は猫になると答えました。

ヨンは王の指示通り、引き渡したと報告しました。

キ・チョルと王は、尽く対立しています。

王をすげ替えるというキ・チョル。

王は征東行省を討つのは、重臣たちの同意なしには
強行できないと言います。

軍官は待てと言われ、重臣は迷っていました。

王は誰の血も流さずに、領土を取り戻すと言いました。

チャン侍医を殺した者を捕らえよと、命じます。

その時、ヨンは王の目の前で剣を落としてしまいました。

王妃はウンスが診断しました。

天のお告げを、聞かせて欲しいと言われます。

今度はいつ、子が授かるかと尋ねられました。

答えを言わない前に、チェ尚宮が呼び出しました。

そこには「ウンス」とだけ書かれていたのです。

タンサガンに会いに行って、誰が書いたか聞きます。

この文字の意味を知っているかと、尋ねます。

ここで話した事は、席を立った瞬間に忘れようと言われました。
何処で見たかと、ウンスが問いかけます。
高祖父が残した日誌に合ったと、タンサガンが答えたのです。

日誌には天の道具を使い、地上の薬で治療する女人の話があり、
その女人が助けた子供が後に、大悪党に化したそうなのです。
もし後に、天の医員が現れたら即刻処刑し、世を救え記してあったと。

タンサガンは天人（ｱﾒﾋﾄ）かとウンスに問いかけ、いいえと答えます。
何と書いてあるのかと問われ、何の為に生きてるのと答えました。

キ・チョルの弟妹を、スリバンも使って捕らえました。

火を仕えないようにするため、体に油をかけたのです。

その時、ヨンの剣を持っている手が震え始めました。

 

近衛隊員のために、疲労回復のホッケ茶を作りました。
ケンポナシで作ったと、ウンスが話したのです。

隊長も、率先して飲んだのでくれて、皆がホっとしていました。
　

部屋に帰って、ウンスはまた研究していました。
タンサガンとの話し合いを、また思い出しています。
彼は、何もせずに息を潜めて生きていけるかと尋ねたのです。

ウンスは世の中の事は疎いが、人間の体の事ならわかる。
人の体は少し害のある物が入って、免疫力がつき丈夫になる。
先の事を心配し過ぎて、何もせず生きる事が正しい道と言えるのか？

　　　　世の中が変わるのは自分のせい？
　　　　どの世界から来たかより、今のこの場所が大事なの！
　　　　あなたと話していたら、何だか腹が立ってきたわ
　　　　ここまで言って殺すなら、好きにすれば
　　　　必死に生き抜いて見せるから

そこでヨンが戻り、ウンスは結んでいた髪を解きました。
手櫛で髪を整えているので、櫛を渡そうとしたのです。
しかしヨンの手から、櫛は何度も落ちてしまいました。

それを見たウンスは、ヨンの異変に気付いたのです。
手を引っ張ってみるなどしますが、問題はなさそうでした。
いつからかと聞かれますが、ヨンは寝不足だと言ったのです。

立ち上がったウンスの手を引っ張り、ヨンは何も言いません。

二人は初めて、一緒のベットに横になりました。

そっと手を出すヨンに、ウンスもその手に自分の手を重ねたのです。

征東行省で徳興君の尋問を開始すると、連絡がありました。

タンサガンも来るので、対面も気にしてくれとキ・チョルが言います。
王が来たら人質に取って、軍を掌握すると“無欠の新王誕生劇”と・・・

ヨンは王に囮の餌になると、出席を固く拒みました。
自分が動いて、重臣が重い腰を上げるなら、試す価値があると言います。

軍官たちは大反対で、最終的に王の護衛は近衛隊だけになりました。

ウンスはヨンの背中に、手に異常がなく無事に戻る事を祈りました。

支度できました、隊長と言って送り出します。

近衛隊が手薄になった時、ウンスは刺客に襲われます。

解毒薬は踏みつけられ、手術道具も奪われました。

王は心を沈めて、王妃に話しかけました。

　　王妃を拐かし、我が子を奪った男に会ってくる

　　　　　　王妃：はい

　　余とて幾度も思った

　　今すぐこの手で、アヤツを殺めてやりたい

　　殺せと命じたいとな

　　だが、耐えたのだ

　　　　　　王妃：承知しております

　　誰一人、あの隊長さえ分からないという　　

　　命を下せば済むものを

　　何故、ここまでするのかと

　　　　　　王妃：私には分かります

　　　　　　　　　　王様が何をお考えか

　　直ちには戻って来られないかも

　　　　　　王妃：お待ち申し上げます

 
こうして王はドチや近衛隊を引き連れ、征東行省に向かいました。

許嫁が亡くなった時、ヨンはどれだけ苦しんだかとチェ尚宮に聞き、
自分はここに留まるつもりだったと本音を話します。

踏まれた解毒薬は自分ので、培養できなきゃ、死ぬしかないと話しました。

このまま帰ったら、どうにかなりそうで怖い。

どうしてるかな、大丈夫かな、元気だろうかって。

チェ尚宮は、直接聞くと答えてくれると言いました。

タンサガンは徳興君を王にする勅書を、彼に差し出します。
徳興君に王になったら、最初に何をするか尋ねました。
彼は約束通り、高麗を差し出すと答えたのです。

徳興君が本日付で高麗の王になったと、キ・チョルは話しました。
先王が王座を手放さないので、止む無く切り捨てた事にすると、
キ・チョルは言って、私兵を残して立ち去って行きました。


ヨンが戻ると進言しますが、そうはいかないと王が答えました。
ここから、ヨンたちの長い戦いが始まったのです。
王を安全な場所にお連れして、戦闘開始体制になりました。

重臣たちが集まり、現状を知りました。

王妃が現れ、軍の出兵を重臣に決めよと王が託したと話します。

王は重臣たちを信じて、留まると言い張りました。

しかし、重臣たちはまだ決めてくれません。

中にいるのは近衛隊12名のみなのです。

しかも、ヨンの手は剣も握れなくなっていたのです。

徳興君に王の勅書が出たと知って、二人を天秤にかけて重臣たち。

重臣たちの結論は、全く出ていませんでした。

時だけが流れ、次々とキ・チョルの私兵が押し寄せます。

私兵と戦うのはたった一人、ヨンだけでした。

 

OST、Carry on - Ali (Title)、歌詞、日本語訳、カナルビ、動画

　感　想　

ウンスが「こっち向いて」と、ヨンに振り向いて欲しくて

かけた心の声のシーンが、とっても好きなシーンです。

胸キュン度アップでしたよね。

解毒薬が駄目になったことを、チェ尚宮に話すシーンは

何度見ても、涙が溢れてしまします。
迫真の演技とは、まさにあの演技だと感じました。

7年ぶりのドラマだという、キム・ヒソンさんって本当に素敵な

女優さんですよね。

お茶目なシーンも、とても可愛くってナチュラル！

日本の役者さんたちには、それぞれに思い入れのあるドラマがあります。
そんな存在意識なして、韓国ドラマって見ていけるのが嬉しい～
私が見たドラマで、イ・ミンホさんが出演しているのは3本だけです。

このドラマの他には「シティーハンター　in Seoul」と「相続者たち」
3本のこのドラマには、イ・ミンホさんの固定した役柄がありません。
それが固定観念を作らずに、ドラマに見入っていける良さだと感じます。

共演のお二人の年齢的なことが話題になりましたが、
それを感じさせない、上手な演出が施されていると思います。
皆さんは、いかがお考えですか？