2014/10/24 (Fri) 『イニョン王妃の男』第8話 ときめきの贈り物 あらすじと感想、画像、OST

第8話 ときめきの贈り物

現れるはずのないブンドが、いきなりやって来ました。

　ブンド；そなたの力になれると聞き、恩返しするために駆けつけたのだ

　　　　　そなたの共に恋人役を任された

　　　　　何分、不慣れではあるが、心を尽すつもりだ

　ヒジン；こんなこと、どこで覚えたの？

　　　　　少女漫画の登場人物みたい

　　　　　ジャーンと、突然現れて…胸キュンさせないで

　ブンド；胸キュンとは何だ？

　　　　　また悪口か？

　ヒジン；褒めてんのよ

　　　　　恋人役を努めたいなら胸キュンさせてくれなきゃ

　　　　　私、そうゆうの凄く好きなの

和解の席にやって来た二人が、あまりにも仲が良くて、

ハン・ドンミンは、徐々に悔しくなってしまいました。

現場に帰ったドンミンは、ナジョンに一杯おごれと言います。
和解工作をしていたのを知っている彼女は、嫌味を言いました。
「王様は、二人の間には、割り込めなかったのかしら？」と。

その腹いせに、ドラマの中でイニョン王妃を毒薬で亡き者にしようと、
監督に言い出したのでが聞き入れられませんでした。

ヒジンは新しい台本を見て、歴史の事実と違うと監督に言います。

しかし、ブンドがミン・アムと対決すると言ってた事を思い出し、

ブンドが歴史を変えたと感じました。
ヒジンは勘違いだと言って、その場を後にしたのです。

ネットで調べてみると、大きく塗り替えられていました。
その頃スギョンは、ブンドを捕まえて何かと質問攻めにしています。
携帯を持っていないのは、必要がないからと答えるブンド。

 
質問が続きそうですが、時間がないと言って話を中断させました。
お礼がしたいと言い出して、彼女の欲しい物を聞いたのです。
予算はと聞かれ、持っているお金を全て出して見せました。

大金を無造作にポケットに入れているので、スギョンは驚きです。
そんな訳で、ブンドはヒジンが必要としている物を、胸キュンする方法で

渡したいとスギョンに相談して“ヒジン・胸キュン準備”を開始しました。

（朝鮮時代）
その頃、ミン・アムは罪人として街中をかごに入れられていました。
街中の人は、ミン・アムの時代が続くと思っていたので驚きです。
そこにチャスが歩み寄り、ブンドを調べろを命じました。

あやつが仕組んで、自分の部屋から消えたと話しました。
幻ではないので、どんな手を使ったか突き止めろと言われました。
必ず、息の根を止めるのだと、ミン・アムは指示したのです。

（現代のソウル）

撮影も9時半までかかり、やっとスギョンが帰ってきたのです。
帰ってきたスギョンは、かなり混乱していて最終的に判断しました。

彼が待っていると教えてくれて、慌てて飛び出して行ったのです。

ヒジンの姿を見たブンドは、大きな深呼吸をして運転を開始しました。
その一、そのニ、その三でギアーをドライブに、その四は足で踏んで！
その五、止めるで、ヒジンの目の前に、その車が到着したのです。

その六で開けて、窓からブンドが顔をだしたのです。
すぐにヒジンが駆け寄り、とても驚いていました。
その七・ギアをニュートラルへ、その八・上げる、その九・鍵を抜く。

車から降りてきたブンドは、その十・渡すと言って、鍵を手の中に入れたのです。

　受け取れ、助けてくれた礼だ
　この車に乗るのが夢だったのだろう
　生活のために、車を売ったそうではないか
　乗り方を教えてもらった
　むしろ、馬に乗るより簡単だ

彼女は「漫画のヒーローみたい」と、胸キュンの真っ最中！

しかしヒジンは盗んだと勘違いし、ブンドは家宝を売ったと答えます。

ブンドはいつの時代でも、商人はチャッカリしていると言いました。

遺品を売ってまで、お礼がしたかったというブンド。

厚顔無恥なところが魅力だと、ブンドはヒジンに言いました。
そして、自分が死ねば血筋が耐えたのだから、父が生きていれば
お礼をしたはずだと、ブンドはヒジンに言ったのです。

嬉しそうに車に乗り込むヒジンは、チマの裾をドアに挟みそうになります。
するとブンドはそれを助けて、王妃を演じる助言をしてくれました。
「王妃様は、もっと小さな輿に乗る時も、身なりを崩す事はなかった」と。

嬉しくってブンドの周りを、グルグル周り続けるヒジン。

その時フッと思ったのです、彼のことを。

胸キュンする人に出会えたのに、現世の人ではないのです。

彼が車に乗ってきた時、ヒジンは車のもう一つの使い道を教えます。

止めてる時は、こういう使い道もあると言います。

今度はブンドからヒジンにキスします。
彼のキスは、とても熱烈なものだったのです。

そこに関係者がヒジンを呼びにきました。

外からは見えないと言うヒジン。

家宝を売ってこれを買ったのは正解と答えるブンド。

これからどうするかを聞いたら、一ヶ月後に会おうと言うブンド。

恋人が居るから来る、さっき心を尽くすと言ったはず。

飛行機の中で恋人になったら因で、果が何なのか分かるまで！

一ヶ月後にここで会って、一日中デートすると約束したのです。

翌朝のヒジンは、興奮して寝られなかったようです。
スギョンは相変わらず、ブンドの正体を知りたがっていました。
素性を知りたがっているので、数百年前の人だと言いました。

一方、ブンドは朝鮮時代の元の場所に、タイムスリップするつもりです。
その時代の服に着替えて、晴天の中で戻りたいおおよその場所に座りました。

（朝鮮時代）

ブンドは朝鮮時代に戻りましたが、こちらは雨でした。

しかし、待ち構えていたのは刺客の矢でした。
一度はそれを逃れましたが、お札が真っ二つに斬られてしまいました。

次の瞬間、雷が鳴ってブンドは激しい頭痛に我を忘れそうになりました。
そんな中でもかすかに、女人の姿が脳裏を駆け巡ったのです。

気を失ったブンドが次に目覚めたのは、チェジュ島だったのです。
そして、そこにはハンドンが居て、それを確認してまた眠りにつきました。
次に目覚めた時、10日も眠っていたと聞かされたのです。　

今までの記憶が無くなっていたブンド。
お札を受け取ってからの全ての記憶を、失ってしまったのです。
ハンドンが話す事を、ブンドは全く理解できない状態でした。

ミン・アムの手下であるチャスに、事の次第を説明する刺客。

儒学者がお札を持っていたと分かりました。
チャスは、儒学者とお札が全く結びつかなくて、思案していました。

そしてブンドが失くした記憶は、ヒジンと過ごした2ヶ月分だったのです。

『イニョン王妃の男』OST　同じ空　別の時間に・

『イニョン王妃の男』OST　今 会いに行きます・

　　感　想　

ブンドの中に宿った、ヒジンへの思いが複雑に絡み合ってしまいましたね。
突然に現れた、過去から来た人物を、無条件で受け入れてくれたヒジン。
誰もが驚くような事なのに、危険を承知で助けてくれたヒジン。

そんなヒジンへの感謝の思いが、あの車になったのでしょう。
初めは未来の女人に対して、好奇心や興味もあったはずですよね。
友人から“恋人の振り”を頼まれた時も、きっと嬉しかったはずです。

ヒジンが、やっと出会えた胸キュン彼氏が現存しない人だと、
気付いたのですから、ブンドは未来に足を踏み入れた瞬間から注意していたはず。
それでも彼女の事が気になり、いわば私用で未来に来たのです。

きっとそれが、運命の糸を絡ませた事につながったのでしょうね。
朝鮮時代に戻った瞬間、刺客に襲われてしまうなんて有り得ないですよ。
何故、そこに居たのかが疑問だし、お札が斬られてしまうなんて！

ドラマだからと言ってしまえば、確かにそうなのです。
しかし、時間短縮型の日本のドラマと違って、韓国ドラマは無駄なシーンはありません。
必ずそこには理由があって、これが付箋となる事は周知の沙汰なのです。

その最たる例が、NHKで放送された「チャングムの誓い」でした。
放送時間が1時間と決まっている枠の中で、必ずやカットしなければ収まらない。
カットしたシーンによって、最終的に辻褄が合わなくなったと話題にもなりました。

ですから、無駄なシーンなら2度も斬られたお札を映像では流しません。
これには深い理由があるはずなので、今後はそこを注意して見ていきますね。
前回の感想で書き込んだ部分が、こんな場面で明らかになりました。

お札が切れたことで、つながっていたヒジンとの記憶も消えてしまいました。
歴史が塗り替えられた事も、ブンドとつながっていたのでそれに気付いたのでしょう。
二人はその事を話し合うことはなく、記憶の糸が途切れてしまったのです。

でもあの時の二人の疑問が、ここで証明された形でした。
辻褄が合ったというのが、こんなシーンから回想できすのですから、
韓国ドラマの筋書きは、本当に大したものですよね、アッパレ