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韓ドラ大好き・おばさんの戯言

韓国ドラマに、急にハマってしまいました。 「あまちゃん」「半沢直樹」などのドラマ以降に、好きなドラマがなかったのです。 何気なくみた韓国ドラマに、どっぷりハマってしまったのです。 韓ドラ大好きと言っても、初心者なのですが頑張っています。

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第47話 王子の意地

宮殿に降り立った昑(クム)は「母上、ここが宮殿ですね」と言いました。
「ここが父上のいらっしゃる宮殿だ」と、トンイが答えたのです。
皆が見守る中、二人は手をつないで歩き始めました。
その頃、臣下たちは王宮殿の前でこれに反対して座り込んでいたのです。
肅宗は戯言など聞いていられないと、視察の準備をしていました。
そして禧嬪は、初めてトンイの子である昑を遠くから見ていたのです。
「やはり、6年前に消すべきだった」と、悔しがっていました。

トンイと昑は、王妃に会いにいきました。
待ちきれない王妃は、外まで出て来て迎えてくれたのです。
堅く手を握り締めてから、王妃は昑を見てくれました。

トンイは「王妃様に、ご挨拶なさい」と言ったのです。
昑は、王妃に深々を頭を下げました。
  王妃様、王妃様にご挨拶申し上げます
  長い間、お会いできずに礼を尽くせませんでした
  恙無く穏やかにお健やかに、お過ごしでしたでしょうか

挨拶を終えた昑に、王妃は腰を落として話してくれました。
本当によく来た、賢いうえに頼もしく育ってくれたと。
トンイと王妃の間には、深い絆が築かれていました。

昑はエジョンと一緒に、自分たちが住む場所を見に行ったのです。
トンイは王妃から、淑儀の任命を受け昑は君の称号を受けると聞かされました。
王子を立派に育ててくれて、感謝をどう表せばよいかと喜んでくれたのです。

それと同時に、これからが大変だと気を引き締めていました。
王子の命を狙って火を着けたのも、あの者たちの仕業だとトンイは言います。
そして黙ってはいない、どんな事をしてもあの子を守ると決心を話しました。
王妃もまた、トンイと一緒になって守ると約束をしてくれたのです。

エジョンと遊んでいた昑は、王様がどんな人なのかと尋ねると、
虎も震え上がるほどの、怖いお方だと話しました。
それを聞いた昑は、漢城府の判官の話を思い出していたのです。

自分たちを一日も忘れた事がないというあの言葉を。
その時、肅宗が待ちきれずに賓慶堂を訪ねて来ました。
王の身なりではないので、今回も「漢城府の判官」と呼んだのです。
女官に聞いたら、王様が怖い方だというので、悩んでいたのです。
肅宗は、あれやこれや命じて、相撲をさせて渓谷にも連れて行ったと言いました。
一国の王に対して、大変な無礼を働いたと言うのです。

昑は事情が飲み込めず、父上とは相撲にも渓谷にも行っていないと答えます。
その時、トンイが「王様」と言いながら駆け寄ってきました。
昑は「漢城府の判官を、どうして王様と呼ぶのですか」とトンイに言います。

肅宗は「何故か私を漢城府の判官だと呼ぶ。昔のそなたのようだ」と言いました。
これでトンイは、今までの事情を全て理解したのです。
肅宗は「余がこの国の王、王子様の父です」と語りました。
居た堪れなくなった昑は、その場から走って逃げてしまったのです。
何故というトンイの問いに、あの子がどうしようもなく可愛くてと答えました。
驚かすつもりはなかったのに、どうしたら良いかと困っていたのです。

女官達も探しまわりますが、全く見つかりません。
木陰に隠れた昑は「父上とは知らずに酷い事をした、罰を受ける」と泣いています。
肅宗が見つけて、怒っていないと伝えたいと話しかけました。

トンイは罰をと言いますが、息子と過ごした時間はかけがえの無いもので、
楽しく幸せだったと話しかけたのです。
それを聞いた昑は、意を決して二人の前に姿を見せました。

怒っていないのかと訊く昑に、渓谷で言ったではないかと答える肅宗。
「だから余を、父上と呼んでみよ。その言葉をどれほど聞きたかったか!」
昑が「父上」と呼ぶと、喜んだ肅宗は抱き上げてしまいました。


あれから肅宗は、昑の傍から離れませんでした。
一人で寝かせつけ、これからは毎日寝かせつけに来ると言います。
6年間、心の中でしか出来なかった事を全てやって上げたいと言いました。

肅宗は自分にそっくりだと言い張り、トンイもそうだと言います。
この子を見ていると王様のようなので、今まで生きてこれたと話すトンイ。
「もう二度と、そなたの手も昑の手も放しはせぬ」と言いました。
「大切なものを取り戻したのだ、決してそなた達から離れはしない」と。

翌日になり、トンイと昑の任命式がありました。


そして、火事にあったトンイの家を役人たちが調べていたのです。
ユン氏が命じた者が、王様の厳命で火事の原因を調べてると話しました。
都を離れるので金を都合してと頼み、渋々ですが渡したのです。

宮廷では王妃が、トンイ達が戻った事を祝して宴を開きました。
その場で、6年ぶりにトンイと禧嬪が向かい合ったのです。
トンイは全ての悪事は、禧嬪が絡んでいると断言しました。
罪人は自分ではなく、禧嬪の方だとも言いのけたのです。
「ですから覚えておいて下さい。私は何一つ、忘れてはいません」と。   
二度と、禧嬪からの仕打ちで大切なものを奪われないとも話しました。

昑はハン内官に連れられて、書庫に向かいました。
どれでも読んでいいと言われ、昑は大喜びです。
そこに世子が入ってきて、先日の子だと分かりました。

知らなかったとはいえ、悪かったと謝った世子。
宮殿に忍び込んだ自分がいけないと、昑が返しました。
宗学に通う為に書を選びに来たと思い、世子は小学を渡したのです。
また小学かと言って、寂しそうにしたのです。
昑が持っていた書は孟子で、まだ早いと言われました。
孟子が読みたかったいという昑を、ハン内官は不思議そうに見ていたのです。

トンイは肅宗に、ウガクを先生に迎えたいと話しました。
何度も朝廷に呼んだが、固辞されたと話したのです。
トンイはそれを承知の上で、自分が説得すると言いました。

ウナクは“三顧の礼”を真似ても、気持ちは変わらないと言い張ります。
政事も権力も信じないなら、人はどうでしょうと言い出すトンイ。
ウナクが信じない政事や権力ではなく、人を信じるのはどうかと言いました。

それでもウナクは返事もしないので、トンイは帰ると言います。
もう二度と来ないでくれと言われ、自分はもう来ませんと返事をしました。
外に出たウナクの前に昑が現れ、トンイ達は帰ったというのです。

ウンテクもポン尚宮たちも、一人残すのに異論がありました。
するとトンイは、自分は王子の母で王子ではないと言います。
そして師匠というものは、自分の力で得るものだと言い切りました。

ウナクの傍には昑がいて、種や水などと持って来ます。
畑仕事も勉強だと、母から教わったとはなしました。
何をしても無駄だと、言い張るウナク。
自分が嫌いかと言い出すと、ウナクは嫌いだと答えたのです。
目障りで面倒だと言い、早く宮殿に帰れと言われました。
それでもめげずに、ウナクの鍬などを持って後に続いたのです。

宮殿に帰ってきた昑は、トンイに嫌いだと言われた事を話しました。
傷付いたかと訊かれ、嫌いだと言われても恨むなとトンイが教えていたので、
ご飯をたくさんくれたり、美味しいのは自分にくれる優しい方だと言いました。

トンイは先生の真似をしていてば、立派な大人になれるといいます。
宗学に行く前に、約束をして欲しいと言い出したのです。
昑に、小学を知らない振りをしろと話しました。
何故かと訊かれ、お前の身が危うくなると話したのです。

その頃、王妃殿に例の医女が連れて来られました。
禧嬪の実家から持ち込んだ薬剤が、書かれている物を持っていたのです。
この薬剤が、どんな病気を治すためのものかと訊かれました。

話すと殺されると怖がる医女に、自分が守ると約束したのです。
医女の話から、世子が世継ぎを望めない体だと知らされました。
禧嬪が恐れていたのはこれで、知られれば世子の座が危うくなると。

君の称号を受けた昑は、延礽君(ヨニングン)となりました。
宗学が始まり、小学を知らない事にするとトンイに言われて、
授業が始まりますが、全てを熟知しているので居眠りをしてしまいました。

授業中に寝ているので、怒られてしまうのです。
その様子を、ヒジェの手先の者が見て報告しました。
安心するヒジェに対して、それだけでは満足できない禧嬪。

世子の大学習得のお披露目会で、小学の試験を行うように仕掛けました。
まず世子のお披露目で、肅宗も満足する程の出来栄えだったのです。
延礽君の番になり知らないと答えると、肅宗ががっかりしていました。

学者たちが、口々にトンイが賤民の出なので学問を教えられなかったと言い、
母親を侮辱された延礽君は、大学か中庸なら言われていないと言い出します。
そして、肅宗が大学を読み上げると、見事に意味を話していきました。
この事で、比類なき才能を持っていると知らしめてしまったのです。
慌てて延礽君を探すトンイに、母を侮辱されたし父がガッカリしたと、
ちゃんと出来るところを見て欲しかったと、泣き出してしまいました。

トンイは昑の気持ちを考えると、言葉が出ませんでした。
そこにやってきた肅宗は、稀に見る才能だと喜んでいます。
「さすが我が子だ、余に似たのだな」と昑を抱き上げていました。

王妃も喜んでいる中、禧嬪は自らの手で墓穴をほったのです。
陥れるつもりが、昑の才能を白日のもとに明らかにしたのですから。
いつもながら、禧嬪の行いは悪行にまみれていたのです。

そんな時、ナム内官から下の医女が行方不明になったと知らされました。
王妃殿に行くのを見た者が居ると言われ、王妃にバレたと思ったのです。
その頃、王妃は肅宗に会いに行くと、アン尚宮に伝えました。

シム・ウンテクは賓慶堂を訪れ、宮殿に波乱が起こると伝えました。
それは王子を世子侍講院で教育すると、肅宗が命じた事だったのです。
トンイはすぐに、肅宗の執務室に向かいました。
肅宗は昑の才能をどうしようかと考えていた時、王妃が助言したそうなのです。
“世子侍講院には、最高の学者が揃っているので、そこで教育したら”と。
それを聞いた禧嬪は、大荒れで手が付けられませんでした。

トンイはすぐに王妃の所に行くと、煎じ薬を飲んでいたのです。
心の臓を患っていて、時間がないと感じたのでトンイ達を守ろうと決め、
肅宗に、侍講院の提案をしたと話しました。

王妃がトンイに、胸の内の僅かを見せたのです。
もし、今の世子が王位を継げなくなったら、昑を王座に着けられるかと。
それを聞かされたトンイは、ただ驚くばかりでした。


<用語の簡単補足>
淑儀(スギ):王の側室に与える官位の一つ・従三品相当
君(クン):王の庶子などに与えられる称号

(朝廷に関する用語)
  議政府(ウイジョンブ):最高行政官庁
  内禁衛(ネグミ):王室の警護を担当する親衛隊
  内医院(ネイウォン):王と王室の薬を調剤する官庁
  内需司(ネスサ):王室の財産を管理する部署
  漢城府(ハンソンブ):都の行政・司法を担当する官庁
  監察府(カムチャルブ):女官を監督する部署
  司憲府(サホンブ):役人の違法行為を監督する官庁
  捕盗庁(ポトチョン):犯罪を取り締まる官庁
  義禁府(ウィグムブ):重罪人を取り調べる官庁
  掌楽院(チャンアゴン):宮廷の音楽を担当する部署
  右捕盗庁(ウポドチョン):都の西部・北部を管轄する捕盗庁 
  洗踏房(セタッパン):洗濯をする部署
  礼賓寺(イェービンシ):賓客や宰臣の饗宴や食物を司った官庁

(官職名)
  庶尹(ソユン):漢城府の重職
  左議政(チャイジョン):朝廷の高位官職名
  都承旨(トスンジ):王命の伝達と王への報告を行う官庁の長官
  従事官(チョンサガン):捕盗庁の隊長
  最高尚宮(チェゴサングン):最高責任者の尚宮を称す
  判官(パンガン):官庁の高位官職名
  大司憲(テサホン):司憲府(サホンブ)の長官 
 君(クン):王の庶子などに与えられる称号
  発兵符(パルピョンブ):王が兵の動員を命じる札
  令牌(ヨンペ):王の命令で動いている事を示す札
  謄録類抄(ツゥンノンユチョ):国境の軍の配置記録書

(内命婦)
 淑儀(スギ):王の側室に与える官位の一つ・従三品相当
  淑媛(スグォン):王の側室に与える官位の一つ・従四品相当
  承恩尚宮(スンウンサングン):王の寵愛を受けて尚宮になった女官・正五品相当

(その他)
 信標(シンピョ):王室の者である事を証明する札
 楽記(ガッキ):音楽に関する経典
 六経(リクケイ):儒教の6種類の経典
  賓慶堂(ポギョンドウ):トンイが暮らす住まい
  親蚕礼(チンジャムネ):王妃主宰の養蚕を奨励する儀式
  恵民署(ヘミンソ):庶民の医療施設
  唐鞋(タンヘ):唐草模様を施した革靴
  白朮天麻湯(ビャクジュツブシトウ):煎じ薬の一種・関節痛や神経痛などに効く
  奚琴(ヘグム):二弦の弦楽器 日本語でけいきん、中国語でシーチンと読む
  豊山犬(プンサン):狩猟犬
  御酒(ゴジュ):王が注いでくれるお酒の事
  剣契(コムゲ):賤民たちの秘密組織
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何処にでもいるおばさん・chae
性別:
女性
職業:
ただの主婦
趣味:
韓国ドラマ鑑賞
自己紹介:
2年前に病気になり、自由に外出ができなくなりました。
そんな時に、たまたま見た「奇皇后」で、韓国ドラマにハマりました。
リアルタイムに追いつくのは、アッという間でした。

心が折れそうになった時に、必ず見るのドラマがあります。
「宮(クン)Love in Palace」の16話と最終話。
泣きたい時のお薦めです。

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