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韓ドラ大好き・おばさんの戯言

韓国ドラマに、急にハマってしまいました。 「あまちゃん」「半沢直樹」などのドラマ以降に、好きなドラマがなかったのです。 何気なくみた韓国ドラマに、どっぷりハマってしまったのです。 韓ドラ大好きと言っても、初心者なのですが頑張っています。

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第44話 耐えがたい苦しみ

漢城府(ハンソンブ)に出向いたトンイを、ムヨルが出迎えました。
書記に、もれなく記録するようにと指示を出します。
話をする前に、罪のない女官や監察府(カムチャルブ)の者を返して欲しいと言ったトンイ。

『トンイ(同伊)』承恩尚宮時代(31話~)の主なキャスト

『トンイ(同伊)』まとめ一覧


肅宗が漢城府に到着した時、トンイは全てを自白していたのです。
ムヨルは、何もかも残らず話したと言いました。
既に記録に残しているので、元に戻せないと言いのけたのです。


王妃にもウンテクから、淑媛(スグォン)が漢城府に自ら出向いたと伝わりました。
無実の女官が捕まり、王様が苦しんでいるので耐えられなくなったと話します。
淑媛の人柄を利用して、自ら出向くように仕向けたと王妃は言いました。

二人だけになった肅宗(スクチョン)は、トンイに自白した事を責めます。
これでは無事に済まないと言われ、分かっていると答えました。
命よりもっと大事な事があると、トンイは冷静に話したのです。

無実な女官達の命や王様のと、そこまで言った時です。
肅宗は余の為だなど言うな、本当に自分の事を考えているなら間違っている、
いっそ、王の座を捨てて一緒に逃げようと言うべきだと言いました。
自分にはトンイは裁けないと言って、肅宗は出て行ったのです。

肅宗が漢城府から出た時、ソ・ヨンギが居て「王様」と声を出しました。
すると自分の事を王と呼ぶなと言います。
何でもやる、何でもやってやると、覚悟を口にしていました。

禧嬪は、淑媛の命を絶つ事が大前提なのです。
重臣たちが王宮殿の前で、直訴していました。
それを見て、ムヨルは満足していたのです。

西人のチャン・グンソクまでもが、致し方ないと言い出しました。
王妃ミン氏は、自分がここに戻って来れたのはトンイのお陰だと言い、
西人たちを自分が直接、話をすると言い出したのです。

肅宗は頑なな態度で、都承旨とウンテクに状況を聞きました。
重臣たちが登庁を拒み、儒生たちも受講を拒んでいたのです。
下の位の者たちまで拒んでいるので、麻痺寸前だと話しました。

肅宗は重臣たちには辞職願を提出させ、儒生たちには期限を設けて、
意を曲げなければ退学にせよと命じたのです。
各署の業務は、実務を司る者に一任せよと続けたのです。
最後に「国の根幹を揺るがすだと?そうだ、望むところだ」と言い捨てました。

重臣たちが朝廷を後にする姿を見たトンイ。
「私は、王様に大きな罪を犯している」と呟きました。
そして、王子を見に来たトンイは王子の異変に気が付きました。

慌てて医官を呼ぶと、麻疹だと言われたのです。
熱を下げる為に麻黄を使うという医官に、トンイが強い薬剤なので、
赤子に使っても大丈夫かと言い、ヒヨドリバナを捜しに出ました。

肅宗も急いで賓慶堂(ポギョンドウ)に向かうと、屋敷内が騒然としていたのです。
王妃に王子のことを訊くと、どうやら助からぬようですと答えました。
そんな時、屋敷の中から人のなく声が聞こえてきたのです。

ヒヨドリバナを見つけた時、ポン尚宮がやってきました。
戻ると、誰もが涙を流していたのです。
急いで部屋に入ると、動かなくなった王子がそこに居ました。

王妃が見守っていてくれ、抱いても動かないのです。
「坊や、お母さんよ。目を開けてちょうだい。お母さんを見て」と・・・
一緒にいた王妃も、トンイにかける言葉が見つかりませんでした。


王子の部屋を片付けているのを、王妃が見つけました。
もう片付けるのかと、アン尚宮に訊いたのです。
出棺の儀式が終わったので、命が出たと聞かされました。

トンイはその後、ずっとこもっていたのです。
王子の事や王様の事など、数日でめまぐるしい時間を過ごしたトンイ。
賓慶堂に帰ってきても、トンイはずっと暗い顔で泣いていました。
部屋の片隅には、王子の為の礼服が作りかけで置いてありました。
満1歳の祝いの時に着せたいと、トンイが作っていたのです。
それがこんなにあっけなく失うとは知らずにと、呆然としていました。

トンイは、視点の定まらない様子で話し始めたのです。
   王様、もうここで終わらせていただけませんか
   これ以上、大切なものを失いたくありません
   チョンス兄さんは流刑に処せられて
   ケドラは死罪となるでしょう
   そして皆を失い、私だけ
   王様

   王様が私にとってどれだけ大事か
   お分かりですよね
   私のせいで、王様が苦しまれるのをもう見たくありません
   ですから、見ずに済むようにしてください

肅宗は、何も言えないままでトンイの部屋から出て来ました。
その夜には、ソ・ヨンギからの辞職願が提出されたのです。
全てを知っていたが、王子を守るために隠していたと話しました。

王子が亡くなり、もはやその必要がないと言うのです。
ソ・ヨンギの辛さを知った上で、肅宗は何も言わずに帰れといいました。
彼まで自分の手で裁かせるのかと、受け取る気がないと答えたのです。

ソ・ヨンギに肅宗は、トンイから言われた話をしました。
王子を失っただけでも辛いのに、自分の苦しむ姿を見せないで欲しいと、
全てが自分の我儘で、トンイに全てを耐えさせたと・・・
トンイを手放せずに居る自分が、トンイが居なくなって耐えられるのか。
自信がないと言いながらも、そうしなければと思っているのです。
そしてソ・ヨンギは、肅宗の気持ちが分かるだけに切なく感じていました。

肅宗は遂に、剣契に関する処罰を発表しました。
  剣契は死罪に処し、賛同した者は流刑に処す
  しかし、辛酉の年の事は法は犯したが濡れ衣だったので罪を撤回する

  ただし、内禁衛(ネグミ)の従事官・チャ・チョンスは
  身分を偽った罪で、絶海の孤島への流刑に処す。

  全ての事件に関わった淑媛は
  身分を隠した上に剣契を匿うという大罪を犯した
  淑媛の罪も許されるものではない

  しかし、王子を失った境遇を考慮し、命だけは助ける

  今をもって側室の名と地位だけを残し
  側室としての権利を剥奪する
  よって淑媛を宮殿から追放し
  余もまた、二度と淑媛とは会わぬ
辛い決断をした肅宗は、放心状態になっていました。

この決断を聞いた禧嬪は、命を奪えなかった事に苛立ちを感じていました。
肅宗が呼び戻しでもしたらと、とても心配をしたのです。
ムヨルが、そうなると淑媛は言い訳ができず、死ぬ事になると話しました。

トンイは宮殿を去る準備を終え、賓慶堂から出てきました。
そこにポン尚宮とエジョンが来て、どうしても一緒に行くと言うのです。
更にチョン尚宮たちが、自分たちがお見送りすると言い出しました。

トンイは皆に、苦しい思いをしたばかりなのにとそれを断るのです。
しかし、チョンウムが淑媛様から学んだ事だと言いました。
ウンテクが分かって欲しい、皆 淑媛様に似て簡単に意思を曲げないと言うのです。
そして、ソ・ヨンギも大きく頷くのでした。
皆の真心が嬉しくて、その好意に甘える事にしたのです。
もう一度、宮殿を見回していると、王宮殿から伝言があるかもと言うポン尚宮。

「挨拶ならここでしたほうがよい」と、トンイが言います。
とても綺麗な立ち居振る舞いで、厳かに挨拶をしました。
誰もが“おいたわしい”と、それを見守っていたのです。


トンイがのり輿が通ると、誰もが近寄って深々と挨拶をしていました。
宮殿から追放されるトンイを、誰もが見送っていたのです。
そして誰もが、トンイを慕っていたのだと分かったのでした。

トンイの新しい生活が始まり、ポン尚宮たちは洗濯をしています。
慣れない手つきで、始めての事ばかりでした。
トンイは畑仕事を始め、大自然を相手に汗を流していたのです。

ポン尚宮がこんな見窄らしい家でなどと、トンイと話していた時です。
エジョンが、王様がいらしたと伝えに来ました。
出てみるとそこには、珍しく酔っ払った肅宗が居たのです。
一人で立っていられない程で、ハン内官がお部屋へと言いました。
部屋に入ると、手がつけられないほどなのです。
蜂蜜水を持ってこようとした時、肅宗がトンイの手を握りました。

トンイに「いっそ、何処かに逃げようトンイ」と言ったのです。
    いやぁ、そなたは駄目だと言うな
    余は王だから
    王として生きねばならぬから

    ならば、人としてはどう生きれば良い?
    そなたなしで、どうやって?
    何故、このような目に合わせた
    何故、そなたを見ることも、触れることもできなくした

    どうして、炎の中で生きるような苦しみを与えた
    だから、余はそなたが憎いと言いに来た
    そなたを、とても恨んでいると言いに
    それに、それに
    そなたがとても恋しくてならぬと

そこまで言って、肅宗は眠り始めてしまったのです。 
トンイも切なくて、彼を抱きながら泣いていました。
外に仕えているハン内官やポン尚宮たちも、一緒に泣いていたのです。
肅宗の頭を撫でながら、こんなにやつれるほど辛かったのかと心で呟き、
どうか私を許してくれと、心から懇願していました。
二人にとって、別れ別れに暮らすのがどれほど切ない事かを実感していたのです。
翌朝、肅宗は厳しい顔付きでトンイの部屋から出て来ました。
「二度と余を、ここへは連れて来るな」と、ハン内官に言ったのです。
内緒で会っていた事が分かれば、トンイの命は無くなるからでした。

それから時間が経ち、エジョンが久しぶりの魚を手に入れて来ました。
何ヶ月も魚を口にしていないトンイの為に、桟橋まで捜してきたのです。
そこにトンイが来て、自分が料理すると言い出しました。

ポン尚宮が水剌間(スラッカン)の女官だったら、使い物にならなかったと言われ、
トンイも同感だと言い、魚を自分によこせと言いました。
魚を持った瞬間、トンイは激しい吐き気を催したのです。
トンイが日にちを確認すると、ポン尚宮がご懐妊ではと言い出しました。
その場が急に明るくなり、三人は大喜びだったのです。
一人になったトンイは、お腹に手を当てて“王様”と呼びかけました。

それから数ヶ月が経ち、トンイは出産の時を迎えました。
宮殿からチョン尚宮たちが、駆けつけてくれたのです。
ポン尚宮が、トンイを必死に励ましていました。
外ではハラハラしながら待っていた時です。
部屋から産声が聞こえ、ポン尚宮が中から飛び出てきました。
「王子様よ、王子様がお産まれになったわ」と。
医女が、トンイの横に赤子を連れてきてくれました。
「淑媛様、おめでとうございます。王子様です」と言ったのです。
トンイは涙を流しながら「坊や」と呼びかけていました。


遠く離れた肅宗には、ソ・ヨンギが王子誕生を伝えました。
淑媛もご無事だと聞いて、肅宗はホッと胸を撫で下ろしたのです。
何も言わずに、王子の名前を書いてソ・ヨンギに渡しました。

それを受け取ったトンイは、肅宗が“昑(クム)”と名付けてくれたと言いました。
昑に微笑みながら、トンイは名前の意味を話し始めます。
父上が下さった名前だ、お前が明るい光になる事をお望みだと。
その因を忘れず、この世の貧しい人達の最も明るい光となり立派な人にと。

その6年後、すくすくと育った昑は元気いっぱいです。
エジョンが探すのに、今日もまた何処かに行ってしまいました。
清国の使節団の行列を見たくて、賤民の子に混じって走っていたのです。
屋根の上に登り行列を見ていた時、大声で早く下りろと怒鳴られました。
慌てた子供たちが、屋根の間から落ちてしまったのです。
両班が怒り出し、子供を叩き始めた時でした。

昑が両班に対して異を唱え、儒教の教えを諳んじたのです。
一人で対峙していると、昑までもが捕らわれそうになりました。
自分が王子だと言うのですが、誰も信じてくれないのです。
その時「昑」と呼ぶ声がして、トンイがその場に現れたのです。

<用語の簡単補足>
(朝廷に関する用語)
  議政府(ウイジョンブ):最高行政官庁
  内禁衛(ネグミ):王室の警護を担当する親衛隊
  内医院(ネイウォン):王と王室の薬を調剤する官庁
  内需司(ネスサ):王室の財産を管理する部署
  漢城府(ハンソンブ):都の行政・司法を担当する官庁
  監察府(カムチャルブ):女官を監督する部署
  司憲府(サホンブ):役人の違法行為を監督する官庁
  捕盗庁(ポトチョン):犯罪を取り締まる官庁
  義禁府(ウィグムブ):重罪人を取り調べる官庁
  掌楽院(チャンアゴン):宮廷の音楽を担当する部署
  右捕盗庁(ウポドチョン):都の西部・北部を管轄する捕盗庁 
  洗踏房(セタッパン):洗濯をする部署
  礼賓寺(イェービンシ):賓客や宰臣の饗宴や食物を司った官庁

(官職名)
  庶尹(ソユン):漢城府の重職
  左議政(チャイジョン):朝廷の高位官職名
  都承旨(トスンジ):王命の伝達と王への報告を行う官庁の長官
  従事官(チョンサガン):捕盗庁の隊長
  最高尚宮(チェゴサングン):最高責任者の尚宮を称す
  判官(パンガン):官庁の高位官職名
  大司憲(テサホン):司憲府(サホンブ)の長官 

  発兵符(パルピョンブ):王が兵の動員を命じる札
  令牌(ヨンペ):王の命令で動いている事を示す札
  謄録類抄(ツゥンノンユチョ):国境の軍の配置記録書

(内命婦)
  淑媛(スグォン):王の側室に与える官位の一つ・従四品相当
  承恩尚宮(スンウンサングン):王の寵愛を受けて尚宮になった女官・正五品相当

(その他)
 信標(シンピョ):王室の者である事を証明する札
 楽記(ガッキ):音楽に関する経典
 六経(リクケイ):儒教の6種類の経典
  賓慶堂(ポギョンドウ):トンイが暮らす住まい
  親蚕礼(チンジャムネ):王妃主宰の養蚕を奨励する儀式
  恵民署(ヘミンソ):庶民の医療施設
  唐鞋(タンヘ):唐草模様を施した革靴
  白朮天麻湯(ビャクジュツブシトウ):煎じ薬の一種・関節痛や神経痛などに効く
  奚琴(ヘグム):二弦の弦楽器 日本語でけいきん、中国語でシーチンと読む
  豊山犬(プンサン):狩猟犬
  御酒(ゴジュ):王が注いでくれるお酒の事
  剣契(コムゲ):賤民たちの秘密組織
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何処にでもいるおばさん・chae
性別:
女性
職業:
ただの主婦
趣味:
韓国ドラマ鑑賞
自己紹介:
2年前に病気になり、自由に外出ができなくなりました。
そんな時に、たまたま見た「奇皇后」で、韓国ドラマにハマりました。
リアルタイムに追いつくのは、アッという間でした。

心が折れそうになった時に、必ず見るのドラマがあります。
「宮(クン)Love in Palace」の16話と最終話。
泣きたい時のお薦めです。

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