2015/01/18 (Sun) 「奇皇后」37話 牢屋でヨンチョルと対面して、台詞、感想、動画

　 ﾖﾝﾁｮﾙ：誰が殺した？

　 ﾍﾟｶﾞﾝ：私です

　 ﾖﾝﾁｮﾙ：良かった、一介の兵でなくて、これ以上さらすな、埋めてやれ

　　ﾀﾙﾀﾙ：市中で首をはねろとの陛下のご命令です

　　　　　お連れしろ

ヨンチョルは兵士に連れられ、皇宮に入って行きました。

　 ﾍﾟｶﾞﾝ：私の英雄だった、その退場は寂しい

　　ﾀﾙﾀﾙ：英雄の退場ではなく、敗者の没落です

　　　　　叔父上も“他山の石”となさいませ

　 ﾍﾟｶﾞﾝ：私が暗黒の世を終わらせた

　　　　　まさか同じ愚かな道は歩むまい

ヨンチョルはそのまま、牢屋に入れられたのです。

　 ﾖﾝﾁｮﾙ：陛下、私が死ねば真の皇帝になれるとお考えか

　　　　　　私に手懐けられる姿を、多くの権臣が見てきました

　　　　　　その無様な姿を覚えている権臣が、陛下を崇め敬うとお思いか

　　　　　　とんでもない勘違いです

　　　　　　私が死んでも、次のヨンチョルが現れ

　　　　　　この息詰まる世を、潰しにかかる

　　　　　　血の嵐は続くのです

　　　　　　この皇室に、平和と安定などない

　　ﾀﾌｧﾝ：すべて、殺せばいい

　　　　　私を敬わぬ者には、容赦なく鉄槌を下す

　 ﾖﾝﾁｮﾙ：陛下に、それができますかな

　　ﾀﾌｧﾝ：その鉄槌は、まず最初に丞相の脳天に下される

　　　　　私を手懐けただと？

　　　　　はい、そうでした、それゆえ

　　　　　その最期が、どれほど惨めなものか

　　　　　権臣らに、しかと見せる

そう言い捨てて、タファンはその場を後にしたのです。

『奇皇后』第37話 決戦の時 ヨンチョルの最期　あらすじと感想

　　一言　
タファンの、今までの我慢が爆発した瞬間でした。
それでも冷静に話す所は、やはり以前とは違っていましたね。
一回りも二回りも大きくなって、重厚な威圧感が感じられました。

人生において、最も大きな目的を達成できたのが、
タファンの自信につながっていったのでしょう。
その陰には、常にヤンイの姿がありました。

出しゃばらず、それでいた強い絆でタファンを支えて、
ここぞという時には、タファンを守り切って。
そんなヤンイを、タファンは大切に愛しているのでしょう。

ヨンチョルの顔を見ていた、ヤンイやコルタたちの表情。
今まで、どれほど苦しめられてきたことか。
その鬱憤を晴らしたという、達成感と誇らしさを感じました。