2014/10/21 (Tue) 『屋根部屋のプリンス』第16話 作戦 偽物のテヨン あらすじと感想、画像、OST

第16話 作戦　偽物のテヨン

彼は2年前に失踪したヨン・テヨンで、意識の戻る見込みはないが、

詐欺師から会社を守るのを願っていると、話したテム。

しかし、後ろで「テムさん」と、起き上がってテヨンが声を出したのです。

この声で会長は倒れてしまい、テムは大きく動揺します。

急いでテヨンに成りすましたイ・ガクは、薬指の指輪を見て、

慌てて隠し、その場を取り繕ったのでした。

本物のテヨンは3人組の連携プレーで、無事に釣れ出に成功します。

その頃、待ち合わせをしているパク・ハは、来ない彼を待ち、

夜になって、彼が朝鮮に帰ったのではと自宅に戻りました。
　

家中を探しまわったのに、彼も3人組も居ません。

完全に、皆が朝鮮に帰ったと思い込んで、泣き崩れました。

事実を知っているビョ常務が、これからのことを話します。

イ・ガクは退院後は会長宅に向かい、3人は常務が匿う。

この事実は誰にも、パク・ハにも証してはならないと言われました。

　　 

イ・ガクは、祖母宅に帰る前にテヨンに会いに行きました。

　　

　　　　　私の生まれ変わりでありながら

　　　　　何ゆえ、臥せっておる

　　　　　その事が無念で、私をこちらに呼んだのか

　　　　　まるで己のが死を見ているようで

　　　　　胸が酷く、痛む

　　　　　私が無念を晴らしてやろう

　　　　　そなたが本来、務めるべき役目を

　　　　　私が、代わりに果たす

　　　　　そなたが戻るまで、この私が居場所を守ろう

　　　　　故に力を尽くせ、目を覚ますのだ

　　　　　　　　　　　　　　　　　

決心を新たにして、イ・ガクはメガネをかけました。

イ・ガクはビョ常務から、テムの処分をどうするか聞かれます。
代表の座を狙ったのだから、辞めさせう名分はあると言われました。
しかし彼は、テヨンを殺そうとした証拠を見つける為、辞めさせないと。

身近に置いておいた方が、揺さぶりやすいと言いました。

「巣に火を放てば、狐は自ずと出てきますよ」と。

それを聞いて、ビョ常務は期待を持ったのです。

パク・ハは心配で、会社に向かいビョ常務を訪ねました。

4人共無断欠勤してると聞いて、なおさら心配が募ります。

本物のテヨンが現れたら、突然4人共消えたと言割れました。

パク・ハは、本当に朝鮮時代に戻ったと感じました。

ロビーに出た時、正面からテヨンが歩いてきます。

一度は足を止めますが、何事もなく立ち去ったのです。

　　

テムの部屋に「人殺し　嘘つき」とファックスが入ります。

イ・ガクは、屋根部屋にテヨンの携帯を取りに行きました。

テムは屋根部屋を捜して、パク・ハに見つかり退散したのです。

動きが激しくなる中、テムとセナはチャン会長に呼ばれます。

全てがテムの指示だと嘘をつき、インジュのことも知らないと、

何度も嘘をついくセナを、悲しげに見る会長でした。

パク・ハはテヨンがイ・ガクではないかと疑い、ロビーで隠れて見ます。

すると、テヨンがイ・ガクと同じように後ろで組む癖を発見しました。

次にポケットから転げ落ちて、彼女の足元に転がってきたのは・・・

パク・ハは歩いているイ・ガクの手を引来ました。

向い合ってパク・ハは「何よ、あんぽんたん」と言った瞬間。

　　

会いたかったというイ・ガクの言葉を聞いて、ホッとするパク・ハ。

パク・ハが、これからはここに来ちゃ駄目だよねと話します。
先に行くと言ったパク・ハを、彼は引き止めました。

ソッとキスして「信じてくれてありがとう」とイ・ガクが。

パク・ハが帰ろうとした時、指輪を彼に渡します。

「今度、一回でも落としたら、許さないよ」と。

イ・ガクはテムが居ない隙に、机から一枚の写真を見つけました。
それは以前、パク・ハが持っていた写真と一緒なのです。
　　 

隠された部分を見とした時、テムが帰ってきて見る事はできませんでした。
小包の中を見たテムの動揺した姿を、しっかりと見ることができました。

祖母の家にも、同じような包の小包が届きました。
テムは、自分が開けると大騒ぎします。

しかし、中身はただの犬の写真だったのです。

その帰り道テムの携帯が鳴り、出ると相手はイ・ガクです。

何処だと怒鳴るテムに、お前が追い出したんだろうと答えるイ・ガク。

テムに望みを聞かれて「さぁ、何だろうな。お前が考えろ」と答えたのです。

公衆電話からかかってきたので、確認すると屋根部屋の近くです。

テムは本性をむき出しにして、暴れまくります。

その一部始終を見て、パク・ハが心配で居ても立ってもいられません。

イ・ガクは、やっとの思いで押し留まりした。
テムが帰った後に、パク・ハにメールを送ります。

その後、テムが付けてくるのを確認して歩き始めます。

　

地下鉄に乗って発車間際で降りて、テムを巻きました。

電車が通過した後、反対ホームには彼が立っていたのです。

　　

テムの引き出しの中で、パク・ハの家族写真を見たので、

彼女にその写真を持って来させました。

今後、テムに付きまとわれるから、用心しろと心配で堪らないのです。

　

パク・ハは母に会って、あの写真がもう一枚見つかったと話します。

彼女の実母が持っていると言って、会えるかもしれないと言われました。

そしてパク・ハは、テムに写真を見せて「ご存知ですね」と聞いたのです。

この写真は自分ので、母の居場所を教えてと言います。

「あの詐欺師の場所を先に言え」と、脅しました。

セナは母から、パク・ハの話を聞いて焦ってテムに会います。

最終的に、写真はテムたちが燃やしてしまったのです。

チャン会長にパク・ハは、実の母を探すことを相談します。

チャンはセナを香港に連れて行って、次女探しを止めると、

パク・ハたちの母に伝えました。

チャンは夫に娘を連れて帰ると電話で話したのを、セナが立ち聞きして、

パク・ハと連れて行くと勘違いします。

テムに伝えると、自分に考えがあると言い出しました。

パク・ハにテムが連絡をして、母親の話をすると言い出したのです。

母に会えるかもしれないと言われ、その誘いに乗ってしまいます。

薬を嗅がせて眠らせ、冷凍自動車の後ろに入れ、携帯を持ち去りました。

パク・ハの写真がイ・ガクにメールされて、驚く彼は電話をします。

　

その電話に出たのが、テムだったのです。

写真の入った携帯を持って来いと言われました。

意識の戻ったパク・ハは、必死に助けを求めます。

『屋根部屋のプリンス』OST　どの空の下でも　

『屋根部屋のプリンス』OST ～Happy Ending～ 

『屋根部屋のプリンス』OST　しばらく経って　ペク・ジヨン

『屋根部屋のプリンス』OST 照らしてあげる　キルグボング　

　　　感　想　

段々と、テムのやり方が汚い犯罪になってきましたね。
ここまでくると、自分が罪を犯しているとは考えていないのでしょう。
普通なら、拉致監禁は大きな犯罪で、更にイ・ガクを恐喝しています。

こんな事を繰り返しているうちに、彼の感覚が麻痺してきたのでしょう。
それと同じくして、セナの虚言癖は困ったものです。
何から何まで嘘で塗り固めて、どれが嘘なのかも分からなくなったのでしょう。

実母でありチャン会長の眼差しが、とても痛々しかったですね。
それにしても、パク・ハとチャン会長はどうして気が付かないのでしょう。
自分の目の前に居る人物が、それぞれが探している人だと・・・

まぁ、そこがドラマの醍醐味なのですけれどね。
もどかしくって、ちょっと気をもんでしまいます。

ハン・ジミンさんが、感情を思いっ切り我慢する時の瞳。
とても澄んでいて、綺麗に輝きますね。
それに真っ赤になった目が、その感情の強さを物語ります。

本当に素晴らしい女優さんですね。
「イ・サン」に抜擢された時、とても不安そうな顔をされていました。
これはとても大きな賭けだと、監督が話していたのを覚えています。

しかし、まわりの不安を払拭するほどの名演技だったと感じます。
あんな韓服を着た、ハン・ジミンさんをもう一度見たいですよね（＾＾）