2014/10/17 (Fri) 奇皇后 51話の動画 タファンとスンニャンの最期の会話は、台詞、

スンニャンは、弱々しくなったタファンをいたわります。

宮殿を捨て、逃げる立場に追いやられた二人。

ﾀﾌｧﾝ：ヤンイ

　　　 反乱の賊は、どうなった

 ﾔﾝｲ：ご安心を

　　　 丞相から、勝利の知らせが

ﾀﾌｧﾝ：よかった、本当によかった

 ﾔﾝｲ：陛下

　　　 私と一緒に、北方の草原を駆けませんか

　　　 元の故郷でしょう

　　　 陛下と一緒に、行ってみたいのです

ﾀﾌｧﾝ：そうか、分かった

　　 　皇后が行きたいのなら、どこへでも行こう

 ﾔﾝｲ：外に、準備させました

ﾀﾌｧﾝ：ヤンイ

　　　 耳がかゆい

 ﾔﾝｲ：私の膝に

　　　 雑用係として、初めてここに来た時も

　　　 陛下に耳がかゆいと言われました

　　　 あの時、私は…

ﾀﾌｧﾝ：愛してる

　　　愛してる、ヤンイ

 ﾔﾝｲ：私も陛下を、愛しています

　　　 心から、陛下のことを

　　 　愛しています、陛下

　　 　陛下

　　　 心から愛しています

タファンは反乱軍のことを気にしています。

スンニャンは「 大丞相が勝利を持ってきました」と

嘘をついて、タファンを安心させました。

 

タルタルが戦場に出向く前に、もし帰ってこなかったら、

「北に逃げて、そこで力を付けてください」と言っていました。 

元の発祥の地である北に向かう覚悟を決めたスンニャン。

 

草原を走りたいというスンニャンに、タファンは皇后が望むなら

どこまでもと答えます。
そして、耳がかゆいと言って横になりました。

雑用係として、初めてここに来た時も耳がかゆいと言ったのです。

あの時私は・・・と言った時、タファンは手を握ってきました。

「愛しているよ」というタファンに、スンニャンも答えました。

「私も陛下を心から愛しています」

この言葉を待っていたかのように、タファンは息を引き取りました。

『奇皇后』第51話 最終回　運命の出会いと真実の愛、最終章　あらすじと感想、画像 、動画、OST

　　一言　

一言では言い尽くせない、二人ですよね。
流刑地で出会ったスンニャンに、生きる意味を教えて貰いました。
男性だと思っていたのに、女性として皇宮に復讐の一念で入って来ます。

女性だと分かってからは、タファンの心は一度も揺るぎませんでした。
一途に彼女を追いかけ、追い求めていたタファン。
そんな彼女が、ワン・ユの元に行ってしまった時は悲惨でしたね。

そのスンニャンが、ヤンイとして再び皇宮に戻ります。
今度はタファンに復讐する為ではなく、ヨンチョルに復讐するために。
彼女の正義は、常に弱い者の味方でした。

心が通じ合うまで、タファンは根気よく待ってくれました。
それだけスンニャンを大切に思っていたのでしょう。
その想いに答えるべく、スンニャンは彼の愛を受け入れたのです。

その後も、スンニャンにとっての正義は民衆の幸福でした。
タファンは、そんな彼女が大好きでそれを守ってくれたのです。
最期は、スンニャンの膝の上で嬉しそうな笑顔で逝きました。

息を引き取った瞬間、チ・チャンウクさんの歌が流れました。
あの“蝶へ～to the Butterfly”でした。
これがまた、切なさを演出してくれたと思います。

　OST 蝶へ～to the Butterfly～　チ・チャンウク　歌詞

最期にはお互いの愛を確認し合って、安心して旅だったのでしょう。
壮絶な人生の幕引きに、最愛の人に見送られたのですね。
本当に素晴らしいドラマだったと、これからも心に残る作品でした。