2014/10/17 (Fri) 奇皇后 51話の動画 信頼していたコルタに裏切られて、

皇太后は、タファンがスンニャンという高麗の女に惑わされている言います。
皇帝を支持してきたのにと、ここに至っても言い訳をていました。

　ﾀﾌｧﾝ：二人が私を裏切るとは

　　　　何故ですか？

ﾌﾞﾀﾞｼﾘ：先に捨てたのは陛下です

　ﾀﾌｧﾝ：先に捨てた？

ﾌﾞﾀﾞｼﾘ：違いますか？

ﾌﾞﾀﾞｼﾘ：高麗の女になびき、私を弊履のように

　ﾀﾌｧﾝ：皇太后は、私の権力が必要だっただけだ

　　　　それがかなわず謀反を

ﾌﾞﾀﾞｼﾘ：権力？　必要でした

　　　　それがなければ、生き残れないのです

　　　　それゆえ陛下に、心から尽くしましたが

　　　　陛下は皇后に権力を

　　　　それこそが、裏切りなのです

　ｽﾝﾆｬﾝ:その醜い口を、お閉じください

コルタに、どうして裏切ったのかとタファンは尋ねました。

すると「裏切った覚えはない。初めから皇帝は主人ではない。

私の主人はお金だけ。権力は裏切るがお金は裏切らない」と言ったのです。

 

　ﾀﾌｧﾝ：コルタ、なぜ私を裏切ったのだ

　 ｺﾙﾀ：裏切ってなどいません

　　　　皇帝は、私の主ではない

　ﾀﾌｧﾝ：何だと？

　 ｺﾙﾀ：私の主は金、金だけです

　　　　権力と違って、金は裏切りません

　ﾀﾌｧﾝ：そうか、もっと戯れ言を述べてみよ

　 ｺﾙﾀ：ロバが疲れれば、乗り換えるもの

　　　　私の罪といえば

　　　　目的の為にロバを、乗り換えた事だけです

　ﾀﾌｧﾝ：そうか、お前は金のために

　　　　皇太后の権力のため、私が愚かだった

　　　　金や権力より、大事なものがあると

　　　　そう信じた私が、愚かだったのだ

　ｽﾝﾆｬﾝ:陛下、ご冷静にされてください

　 ｺﾙﾀ：皇后も我々と同じです

　ﾀﾌｧﾝ：黙れ

　 ｺﾙﾀ：見返りがなければ

　　　　いくら皇帝でも、心は与えません

　ﾀﾌｧﾝ：黙れ

　 ｺﾙﾀ：愚かな皇帝よ

　　　　どうか、その無知蒙昧を

　　ﾅﾑ：頭首様

 

　ﾀﾌｧﾝ：皇太后も弁明してみよ

　　　　好き勝手な戯れ言を、申してみよ

　ｽﾝﾆｬﾝ:陛下

スンニャンを罵倒した瞬間、タファンがコルタを刺したのです。
タファンの怒りは、抑えることができないほどでした。
信頼していたコルタが、自分たちを殺そうとしていたのですから。

『奇皇后』第51話 最終回　運命の出会いと真実の愛、最終章　あらすじと感想、画像 、動画、OST

　　一言　
考えてみると、コルタはタファンが皇帝として元に戻った時から、
片時も彼から離れる事がなく、常に守ってくれていました。
スンニャンとの仲も、彼は誰よりも応援してくれていたように感じました。

そんな彼が、一度も主人ではないと言ったのです。
これはスンニャンにとっても、大きなショックだったと思います。
側室になった時、初めての手習いでも絶大な応援をしてくれましたから。

ただ彼にとっての想いは、メバクにお金が流れる事だけが関心事だったのでしょう。
スンニャンは、正義感からそれを嫌いました。
そこでコルタは皇帝を排除することで、生き残りを測ったのだと思います。

忠臣だと思っていたコルタに、足元をすくわれてしまうなんて。
演出家さんも随分と、思い切った事をしてくれましたね。
見ている側がショックなのですから、これは的を得た演出だったのでしょう。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（もう、脱帽です）