2014/10/13 (Mon) 『奇皇后』第38話 タナシルリの最期、新たな敵はペガンが あらすじと感想、画像、キャスト、動画、OST

タンギセはヨンチョルが残した莫大な財産を探し、再度立ち上がり、
鉱山の中に隠した資金で復讐をしようとしていました。
しかしビョンスは、それをいまいましく眺めていたのです。

『奇皇后』キャスト、画像

大都ではヨンチョルとタプジャヘの亡骸を、ヤンイとタファン・
皇太后が運んでいます。
　　お父さん、見ておられますか
　　死に追いやった元凶が
　　冷たい骸と化しました
　　私がお父さんの恨みを、やっと晴らしました
　　どうぞ、安らかにお眠りください

その時、街の民から「皇帝、万歳！婕妤様、万歳！」と
賞賛の声が沸きあがり、タファンたちはお互いを見つめます。

それを、おもしろく思わない皇太后が睨んでいました。


　　タナシルリに会いに行ったタファンは、何も変わっていないと見放しました。
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　　タナシルリの悪態が、台詞入り

皇宮ではヤンイへの贈り物が、各行省から届いています。
それを見た皇太后は、いまいましく感じています。
受け取った贈り物を全て、微政院に上納するというヤンイ。

高麗からの届け物の中には、国王からの密書が入っていました。
貢女として差し出したのにと、怒り心頭のホンダン。
密書だけを引き出しに入れ、他は全て上納してしまいました。


ワン・ユの元にも、密書が届きました。
高麗出身のヤンイが皇后になると聞いたので、高麗としても
喜ばしい。皇后になれるように手伝ってやれというのです。


タルタルはヨンチョル邸を隈なく探し、秘密資金を探しています。
ワン・ユも会いに行きますが、ペガンが復位したら属国となれと言い、
そして、自分が丞相になるのは間違いないと言ったのです。


　　　ワン・ユがヤンイに忠告してくれました。
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　　　　ワン・ユの忠告が、台詞入り

各行省たちが、ヤンイに会いました。
論功行賞の時には、自分達の味方になって欲しいと言います。
　　（論功行賞：功により相応の賞を与えること）
ペガンが丞相になるなら、行省長を失うと言い出したのです。
ヤンイは今は派閥を作って争う時ではない、対面は守ると答えました。


論功行賞の事で頭を悩ますタファンに、ヤンイは妙案を見せました。
それは権力ではなく、名誉を与えたのです。
一番の功労者はヤンイなので、褒美を与えるとタファンが言いました。

その時、皇太后が入ってきす。
素晴らしい論功行賞だと褒めましたが、案を出したのがヤンイと聞き、
急に顔色を変え、ヤンイが傍にいて頼もしいと心にもない事を言いました。

しかし裏では、垂簾聴政だと批判していたのです。
皇太后は、政と策略を巡らすことは違う、小策は時としてあだになる。
ぺガンの反応が楽しみだ、勢力図が大きく変わると言ったのです。


論功行賞をチャン侍郎に発表させました。
ぺガンを丞相に任じた時、行省らは動揺を隠せませんでした。
次にオグァンを正一品　太師を命じたのです。

プサグィを正一品　太傅に命じました。
ソルトガンを正一品　太保に命じました。
ワン・ユは復位を許されました。

　　論功行賞を喜ぶ行省たちと、不満そうなペガン。
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　　　　皇太后がヤンイを拒否し、台詞入り

ペガンだけは案の定、今回の論功行賞に納得していません。
三公制を復活させてのはヤンイだと、皇太后が入ってきます。


それと時を同じくして、ヤンイはタルタルと面会していました。
三公の件を、行省主たちを納得させる苦肉の策だと説明したのです。
しかしタルタルは、ペガンが納得しないと言いました。

名誉とは権力となり、それは剣にも盾にも変化すると言うのです。
今回の事でペガンに背を向ける事になると言われます。
陛下を裏切る人ではないので、誤解なら話してくれと頼むヤンイでした。

ペガンは皇太后に、今回の件はヤンイの考えだと聞いても信じられません。
しかし彼は、誰よりも誇り高きモンゴルの血を自負しているのです。 
皇太后はヤンイが皇后になれば、高麗の血が皇族に混じると言い出しました。


皇太后はこの国を守れるのは丞相しかいない、皇后冊立を阻止しようと。
ペガンの気質を利用して、気立てのいい姪御を皇后にしたら奪われた権力も
取り戻せる、皇室の姻戚になるのだと、彼女はペガンを唆したのです。

ペガンはタルタルを呼んで、姪のバヤンフトに皇后教育を
受けさせろと言い出します。
既にヤンイを敵とみなし、潰しにかかると決めたのでした。


シヌはトクマンに頼んで、マハに会わせて貰いました。
マハの足に、三つの星があるのを確認しました。
明らかに、ワン・ユとヤンイの間にできた子なのです。


トクマンが冷宮を訪れ「罪人を連れ出せ」と命じます。
処刑場所に行くと、側室たちが含み笑いをして待っていました。
「何を見ているのだ、さっさと消えないと八つ裂きにする」と叫んだ時。

　　　タナシルリは、毒薬を拒み続けます。
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　　　　　毒薬を拒むタナシルリ、台詞入り

そこにヤンイが現れました。
　　ﾔﾝｲ：黙れ
ﾀﾅｼﾙﾘ：よくぞ来てくれたな
　　 　　　全て、お前のせいだ
　　　　 　自分の子供を皇太子にと、陛下を唆し
　　　　　 私をこんな目に遭わせた
　　ﾔﾝｲ：陛下、タナシルリに毒薬はあまりにも軽すぎます
　　　　 　今すぐ、市中に引きずり出し、首をつるのです


そしてタファンは、絞首刑を命じて帰っていきました。
その場に残ったヤンイに、自分の子に会わせてくれと頼みます。
マハが実子でないことを耳元で囁いたのです。

僧侶を殺して奪った、一滴の血も分けていない子だと。
あの世で見ていろ、マハが偽の皇子である事を暴いて、
一族を根絶やしにしてやると、ヤンイは言い捨てたのです。


市中に向かう途中でワン・ユに会い、恨むと言ったのです。
彼を信じさえしなければ、愚かにも心を奪われさえしなければ。
キ氏とワン・ユを永遠に呪いますと言ったタナシルリ。

全て自分を恨んでくれ、最期の道行が少しでも軽くなるなら。
呪いは自分が全て受けると答えたワン・ユ。
処刑場には来てくれるな、醜い姿を見せたくないと頼みました。



　　タナシルリの最後は、民衆の前での処刑でした。
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　　　　　　タナシルリの最後、台詞入り

ヤンイは側室たちと、和やかな時間を過ごしています。
明日になれば皇后だと言われ、恥ずかしそうにしていました。
アユを抱きながら、息子を必ず守ると決意したヤンイでした。


一方、マハは皇太后が育てています。
皇后冊立が議論されたと聞いて、皇太后は奏請を始めました。
　（奏請：皇帝に特別にお願いをすること）
ヤンイの皇后冊立は、絶対に阻止するつもりなのです。
野蛮な高麗人を皇后にできないと、皇太后は叫んだのです。


今度はペガンが、反対派の先頭に立ったのです。
禁婚礼を出し、皇后候補を集めると言い出したのです。
ヤンイの目的は復讐で、それを果たしたのでそれ以上は欲だと。


考えあぐねたヤンイは、高麗王からの密書を見ることにしました。
その時、皇后候補が来た知らせが入り、見に行きます。
ちょうど、ペガンの姪が到着した時だったのです。


その後、ペガンは高麗に貢女を300人も要求したと聞きました。
それを受けて、ヤンイはワン・ユに会いたいと申し出たのです。
その夜に、密かに二人だけで会いました。

今までは復讐の為に戦ってきたが、これからは高麗人のため、
自分のために戦う、皇后にしてくれ、アユを皇太子にして、
この国の最も高い所まで上り詰めると、覚悟を話したのでした。

OST　Main theme

OST 一度だけ　歌詞、カタカナルビ

OST　愛の風 - ワックス　日本語歌詞、カタカナルビ、動画

OST トゲの愛　4Men　歌詞とカタカナルビ　動画

OST　The Day－歌詞、カナルビ、動画

OST、風の便り、歌詞、カタカナルビ

OST　愛してます　 ジュンス　歌詞、カタカナルビ

OST 蝶へ～to the Butterfly～　チ・チャンウク　歌詞

　感　想　
スンニャンの功績で、やっとヨンチョルを成敗できたのに。
新たな敵が、身近なところから出てきましたね。
スンニャンが居なければ、タファンは真の皇帝になれなかったのに。

自分が実権を握りたかった皇太后の、これからのしっぺ返しは、
「半沢直樹」の倍返し以上のものになります。
誰もが、ヤンイは皇后になれると思っていたのにね。

タファン自身が、一番望んでいることなのに。
この二人が、心穏やかに暮らすことはできないのでしょうか。
ペガンと皇太后とは、かなりの強敵です。

やはり三公の件での、ヤンイの気遣いに間違いがありましたね。
タルタルに話すのなら、ペガンも同席の場を作るべきでした。
彼が危惧した通りの流れになり、彼自身も戸惑っていましたよね。

それにしても、皇太后の動きは素早すぎて、参ったとしか言えません。
先先王が崩御した時、尼寺に行かされる定めを覆した人です。
政の流れは、骨の髄まで染み込んでいるので電光石火だったのでしょう。

新たな敵が現れましたね。
このバヤンフトって、タナシルリより冷血で質が悪い。
仮面を被って、じわじわと仕留めていく感じの女ですよ。

一難去ってまた一難。
平穏に暮らさせたいのに、そうはさせてくれませんね。
タナシルリがいなくなった途端に、次がね。

ワン・ユに「皇后にしてくれ」と頼むシーン。
お互いの過去を知っていて、それでも助けてしまう男の暖かさ。
あぁ～、誰よりも切ないですよね。

タナシルリがワン・ユと、処刑場に向かう時に出会いましたね。
あの時の彼女の心境は、本当に切なかったと思います。
贅沢に何不自由なく育った彼女が、生涯で一度も手に出来なかった物。

それは、最愛の男性からの温かい眼差しだと思います。
タナシルリの生涯には、愛を確かめ合える機会がありませんでした。
熱い抱擁もなく、自分の我を通すことだけが楽しみだったのですから。

男性に惹かれるという感情も、おそらくはワン・ユが初めてだったはず。
勝手に彼の行動を、自分に好意があると勘違いしていました。
恋心を抱いた事のない彼女にとって、彼が初恋だったかもしれません。

皇后役を演じたパク・ジニさんは、このドラマでキスシーンがありません。
本当に空虚は人生を送ったと思うと、少し可哀想な気がしてきました。
心ブスになったのに、育った環境が影響を及ぼしていると思っています。

ところで、高麗にいるヨンチョルの姪の奥様。
一度だけ顔を出したけど、その後は元に旦那様がいるので、
常に一人っぽっちで、ちょっと可哀想な気がしますけれどね。