2015/01/18 (Sun) 「奇皇后」43話 ワン・ユとマハの意地の張り合い、台詞、感想、動画

 ﾁｬﾝ侍郎：高麗に着いたご感想は？

　　　ﾏﾊ：敵の国、二度と来たくない

マハの強い恨みを感じて、チャン侍郎はたじろいでしまいました。

その頃、ワン・ユにこの話が入りました。

　　ﾜﾝ･ﾕ：マハ皇子が、あの子が高麗に来るのか？

　　　ｼﾈ：はい、王様

　　　　　　使臣と一緒に来ます

　　ﾜﾝ･ﾕ：あの子が何のために、高麗に来るのだ

　　　ｼﾈ：私もそれが不思議なのです

そんな話をしているうちに、マハが宮中に到着しました。

ｷﾑ･ｽﾝｼﾞｮ：参知政事キム・スンジョ、皇子様にご挨拶申し上げます

こう挨拶をされた後、マハはチャン侍郎に耳打ちをしました。

 ﾁｬﾝ侍郎：何故、高麗王は出迎えないのだ

ｷﾑ･ｽﾝｼﾞｮ：大殿でお待ちです、中へどうぞお入りください

　　　ﾏﾊ：ここに、椅子を持ってこい

ｷﾑ･ｽﾝｼﾞｮ：皇子様、どうして急に椅子を？

椅子に座って、マハは大殿を見据えたのです。

　　　ﾏﾊ：高麗王が出迎えぬのなら、私もここから一歩も動かぬ

これが大殿のワン・ユの耳に入りました。

　　ﾜﾝ･ﾕ：何だと、私に出迎えろと？

　　　ｼﾈ：動きそうにありません

　　ﾜﾝ･ﾕ：そうか、それなら少し試してみよう

そう言って、2人の目に見えない睨み合いが始まったのです。

 ﾁｬﾝ侍郎：皇子様を軽んじているのか、無礼が過ぎるぞ

　　　ｼﾈ：王様、皇子はなかなか頑固です

　　 ﾑｿﾝ：じきに日が暮れます、そろそろ出迎えては？

　　ﾜﾝ･ﾕ：なかなか度胸が座っている

やっと出て来たワン・ユを、鼻であしらうマハ。

　　ﾜﾝ･ﾕ：遠路、よくお越しくださいました

　　　　　　中へお入りください

『奇皇后』第43話 ワン・ユの廃位、マハの気持ちが　あらすじと感想

　　一言　
ワン・ユはこの時点で、マハが自分の子だとは知りません。
その事実を知っているのが、ここではシネとムソンだけです。
部下は皆、知っていいますが、スンニャンの事を考えて言えないのです。

確かに元の皇帝の側室が、皇帝の側室になる前に出産していたと、
誰かの耳にでも入ったならば、スンニャンの命はありません。
彼女を庇ったトクマンやホンダンにも害が及ぶ事になります。

いくらタファンが皇帝でも、何もできないのです。
それを理解しているので、誰もこの事実は2人の耳には入れていません。
ワン・ユがマハを頑固だと言いましたが、それは親譲りなのです。

彼もスンニャンも、共に頑固な性格ですからね。
当の本人は、自分の本当の両親を“敵”だと教えられて育ちました。
チャン侍郎が、マハの憎悪を怖がってしまうくらいです。

本当に皇太后は、罪なことをしてしまいましたね。