2015/01/03 (Sat) 「奇皇后」3話 監禁された皇太子が、台詞、感想、動画

　　　ｼﾇ：お呼びでしょうか？

　　ﾀﾌｧﾝ：チャン侍郎は何処だ

　　　ｼﾇ：いえ、チャン侍郎が誰か存じませんが

　　　　　今後は私に、何なりとお申し付けください

　　ﾀﾌｧﾝ：チャン侍郎

　　　ｼﾇ：お待ちを！　

　　　　　口を開けば“チャン侍郎・チャン侍郎”ばかり

　　　　　ここには元の者は誰も居ません、それをお忘れなく

　　ﾀﾌｧﾝ：スンニャンのせいだ

　　　ｼﾇ：“スンニャン”？オオカミに遭ったのですか？

　　ﾀﾌｧﾝ：奴に見つかったばかりに・・・

　　　ｼﾇ：“ヤツに見つかった”？

　　ﾀﾌｧﾝ：ただでは置かぬ

ワン・ユの元にペガンが来たのです。

　　 ﾑｿﾝ：王様、ペガン将軍です

　 ﾍﾟｶﾞﾝ：一体、何の真似だ、皇太子様を監禁するとは

　　ﾜﾝ･ﾕ：守っているだけだ

　　ﾀﾙﾀﾙ：誰から守るのですか？

　　ﾜﾝ･ﾕ：殺めようとする奴らだ

　　　　　皇太子は、我々が引き受けた

　　　　　流刑地の大青島には、元の兵は行かせぬ

　 ﾍﾟｶﾞﾝ：はっきり言おう

　　　　　皇太子様に軍服を着せたのは、この私だ

　　　　　私がお守りしなかったら、高麗は責任を問われていた

　　　　　感謝したらどうだ

　　ﾜﾝ･ﾕ：ヨンチョル丞相に、その言葉を伝えよう

　　　　　丞相は皇太子を目障りに想っていると？！

　　　　　皇太子の命を助けたとなると

　　　　　丞相はさぞ喜んで、そなたの首を跳ねるだろう

　 ﾍﾟｶﾞﾝ：何の話をしているのか

　　ﾜﾝ･ﾕ：明日、元に帰れ

　　　　　命が惜しのならば、言う通りにしろ

何も言えないペガンを尻目に、ワン・ユはタファンの部屋に入りました。

　　ﾀﾌｧﾝ：高麗王が何の用だ、チャン侍郎・・・

　　　　　いや、ペガン将軍を呼んでくれ

　　ﾜﾝ･ﾕ：あの者は明日、元に帰る

　　ﾀﾌｧﾝ：では、私はどうなる

　　ﾜﾝ･ﾕ：大青島には、元の兵は連れていかぬ

　　ﾀﾌｧﾝ：私は元の皇太子だぞ、無礼が過ぎる

　　ﾜﾝ･ﾕ：“無礼”か・・・

　　　　　高麗の国号を“元”にすると言ったな？

　　ﾀﾌｧﾝ：それがどうしたと言うのだ

　　ﾜﾝ･ﾕ：それが何を意味するか、分からぬのか？

　　ﾀﾌｧﾝ：高麗の民は疲弊している、私はただ兄弟国の為に・・・

　　ﾜﾝ･ﾕ：なぜ、苦しんでいると思う

　　ﾀﾌｧﾝ：無礼だ、私を誰と心得ておる

　　ﾜﾝ･ﾕ：黙れ！よく聞け

　　　　　お前を守っているのは元ではなく、高麗だ

　　　　　自分の民も守れぬのに

　　　　　お前を守らねばならぬ惨めさが分かるか

　　ﾀﾌｧﾝ：私が何をしたと言うのだ

　　ﾜﾝ･ﾕ：死ぬなら、元に帰って死ね

　　　　　お前にここで死なれては、高麗の迷惑になる

　　　　　いいな

　　ﾀﾌｧﾝ：分かった

そう言って、ワン・ユは出て行ったのです。

残されたタファンは・・・

　　ﾀﾌｧﾝ：皆、どこにおるのだ

　　　　　チャン侍郎、ペガン将軍

『奇皇后』第3話 スンニャンが皇太子を守って　あらすじと感想

　　一言　
ワン・ユとペガンやタファンとの仲は、この時から険悪でしたね。
何も考えが及ばないタファンと、ご機嫌取りのペガン。
お互いに交わる事がない2人なのですが、その後の絆は強くなります。

タルタルの軍師としての能力が、あの遺体の件で発揮されましたね。
それと突然に現れたタファンに対して“天の助け”との賜るなど、
頭の回転の速さと、的確な行動がこれからも光っていきますよ。

スンニャンと関わっていく、側室候補の時までは表情が柔らかいです。