2014/12/16 (Tue) 「奇皇后」47話 民の現状に直視できず、台詞、動画

 ﾔﾝｲ：陛下

　　　面白いものを、見に出かけませんか？

ﾀﾌｧﾝ：面白いものだと？

子供：お恵みを、お願いします

ﾀﾌｧﾝ：貴妃、これが“面白いもの”か？

 ﾔﾝｲ：お許しを

　　　本当の事を言えば

　　　陛下は、おいでにならぬかと思いました

　　　偽りを申し上げました

ﾀﾌｧﾝ：戻るぞ

 ﾔﾝｲ：陛下

　　　一日に数千人の民が、飢えで死んでいます

　　　しかし丞相は、過去の栄華にとらわれて

　　　民から目を背けています

ﾀﾌｧﾝ：貴妃は口を出すな

 ﾔﾝｲ：ワン・ユ殿の資金で、民を救いました

　　　民の恨みが、陛下に向くのを恐れたからです

ﾀﾌｧﾝ：貴妃

 ﾔﾝｲ：まだ間に合います

　　　名誉や権威を求めず、民をお救いに

　　　丞相の暴政から、民を救うのです

ﾀﾌｧﾝ：些事にこだわっては、大義は果たせぬ

 ﾔﾝｲ：民を死に追いやってまで、誰の為の大義ですか

ﾀﾌｧﾝ：私は丞相を信じる

　　　あの者の忠誠と手法、情熱が国を救う

　　　これ以上、私を説得しようとするな

 ｸｸｽ：皇帝陛下のお出ましだ、道を空けよ

 ﾔﾝｲ：陛下、どうか民の目をご覧ください

　　　陛下への恨みが見えます

　　　民心を、直視なさるのです

ﾀﾌｧﾝ：ワン・ユ

 ﾔﾝｲ：どうなさいましたか？

ﾀﾌｧﾝ：ワン・ユだ、そこに居た

 ﾔﾝｲ：また幻覚をご覧になりましたか？

ﾀﾌｧﾝ：間違いない、ワン・ユが私をあざ笑い

 ｺﾙﾀ：陛下、お気を確かに

 ﾔﾝｲ：皇宮にお連れしろ

『奇皇后』1話からのまとめサイト

　　一言　

タファンにとって、孤独からの逃げ道がペガンだったのでしょう。
ヤンイが遠い存在に感じた時、タファンの傍には何も居なくなったと感じ、
ただひたすら、タファンを大切にしてくれると感じたのがペガンでした。

彼には、ワン・ユへの積年の恨みが積み重ねられていて、
陛下の心を察してと、大義を掲げてワン・ユを討ちたかっただけだと感じます。
その心の底を読めずに、タファンはペガンの忠誠だと勘違いしたのです。

利害関係が事の始まりになり、感情問題が事の終わりになる。
そんな典型的な展開が、まさにこのドラマの中で繰り広げられています。
タファンの心にヤンイの真心が、必ず通じる事を願うばかりです。