2014/12/15 (Mon) 「奇皇后」44話ワン・ユの流刑、ペガンの権力、自らが守る命、台詞、感想、動画

　ﾜﾝ･ﾕ：皇帝がペガンに強大な権力を与えました

　　　　ここに残る貴妃様が心配です

　 ﾔﾝｲ：申し訳ありません　

　　　　私のせいで、こんな目に合わせてしまいました

　ﾜﾝ･ﾕ：貴妃様のせいでは

 　ﾔﾝｲ：皇太后と丞相が、私を消すために

　　　　ワン殿を巻き添えにしました

　　　　私がもう少し力をつけたら、流刑を解きます

　　　　それまでご辛抱ください

　ﾜﾝ･ﾕ：こちらこそ、お詫びがあります

 　ﾔﾝｲ：何ですか

　　　　もしや、硫黄と硝石を敵国に売ったのは

　　　　事実ですか？

　　　　何故、答えぬのです

　　　　売ったのかと、聞いたのです

　ﾜﾝ･ﾕ：元は決して、勝ってはならぬ戦でした

 　ﾔﾝｲ：私はこの国の貴妃です、お忘れですか？

　　　　同盟はこれで、終わりです

 ﾌﾞﾙﾌｧ：貴妃様

 　ﾔﾝｲ：私たちは、どの国の人ですか？

　　　　高麗ですか？

　　　　元の国ですか？

 ﾌﾞﾙﾌｧ：トクマン大鑑が言うには

　　　　どちらでもない人たちがいて、

　　　　自分の命は、自ら守るしかないと

 　ﾔﾝｲ：悲しいですね

　　　　守ってくれる国がなく

　　　　自らで守るとは

　一　言　

以前、ブルファとトクマンの会話でこんな事がありました。
その時にはまだ、ブルファはトクマンの意としている事が分かりませんでした。
そして今日ここで、その話が一つの線となって理解できたのでしょう。

ヤンイがタファンを信じ切れなかったではないです。
皇宮という場所が、皇帝だけの意見が通らない事をヤンイは知っていました。
それも自分が高麗の女性であるが故に、皇后になれなかった事実があります。

ヨンチョル打倒を成功させたのに、皇后になれずに甘んじていたのです。
新しい皇后を迎える事も、タファンが拒否しても実現したのですから。
そんな仕打ちをしておきながら、何とも酷い話ですよね。

頼りにしていたワン・ユは、ヤンイに内緒で密売をしていたのを知って、
心の拠り所を失ってしまったのでしょう。
しかしこれが、ヤンイをより強くしていきますからね。