2015/01/19 (Mon) 「奇皇后」49話 酔って臣下に剣を向けるタファン、台詞、感想、動画

　　ﾀﾌｧﾝ：そなたは、少し曖昧だな
　　　　　　この体の半分は丞相に、残りの半分は貴妃だ
　　　　　　いや、違う
　　　　　　丞相の死に手を貸した故、貴妃の側か

タファンはそのまま、大明殿の中心に上がっていきました。
　　ﾀﾌｧﾝ：され、今はペガンも貴妃も居ない
　　　　　　誰に忠誠を誓うのだ
 ｵ行省長：陛下、何故そのようなことを、私達は陛下の忠臣で・・・
　　ﾀﾌｧﾝ：黙れ
　　　　　　今から皆に、機会を与えよう
　　　　　　私に命を捧げられる者は、ひれ伏すのだ
　　　　　　そうしない者は、忠誠を誓わぬ罪に問い
　　　　　　この剣で、切り捨てる
　　　　　　コルタ、3つ数えろ
 　　ｺﾙﾀ：1.2.

その声に合わせるように、行省たちは次々にひれ伏していったのです。
しかし、タルタルだけはひれ伏しませんでした。
　　ﾀﾌｧﾝ：見ものだな
　　　　　　そなたは何故、ひれ伏さぬ
　　ﾀﾙﾀﾙ：ひれ伏すのが忠誠ならば、手足を切っても構いません
　　　　　　ですが、今の陛下には、心からの忠誠は尽くせません
　　ﾀﾌｧﾝ：そうだ、そうだ、そうだとも
　　　　　　タルタルのように、忠言もできぬ卑怯者め
 ｵ行省長：陛下
　　ﾀﾌｧﾝ：コルタ、見たか
　　　　　　ついこの間までは、ペガンと貴妃に忠誠を尽くしたいた者が
　　　　　　今は私の剣に恐れて、2人を弊履のごとく捨てた
　　　　　　いいか、渡り鳥のような輩を、この剣で斬り殺す
剣を振り上げた時に、皇太后が大明殿に入ってきたのです。

『奇皇后』第49話 タンギセの最期　更なる波紋　あらすじと感想

　　一言　
タファンにとって、ヤンイは彼の感情の最後の歯止めになっていました。
時折見せる、弱いタファンが出て来たら、それをヤンイが収めていたのです。
友としてのペガンを失い、そのぺガンを最愛の人が殺したと思っているタファン。

正常な判断が出来なくなっている中で、お酒を飲んでしまったのです。
こんな風になるのは、コルタは百も承知の事でした。
皇宮内が荒れてしまえばしまうほど、コルタは動きやすくなります。

タルタルがこんな事になった、全ての元凶はペガン自身にあった事を、
何とかタファンに伝えなければと、彼なりに考えているのでしょう。
何と言っても、ヤンイの心の中を知った彼が、誰よりも苦しんでいるはずです。