韓ドラ大好き・おばさんの戯言
韓国ドラマに、急にハマってしまいました。 「あまちゃん」「半沢直樹」などのドラマ以降に、好きなドラマがなかったのです。 何気なくみた韓国ドラマに、どっぷりハマってしまったのです。 韓ドラ大好きと言っても、初心者なのですが頑張っています。
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第55回 新たな対立
禧嬪の罪が明らかになり、肅宗は裁きを下しました。
そしてすぐに、刑の執行を命じたのです。
監察府ではチョン尚宮が、未の刻に処刑を行うと宣言しました。
『トンイ(同伊)』承恩尚宮時代(31話~)の主なキャスト
『トンイ(同伊)』まとめ一覧
この処罰を受け、トンイは肅宗の所に行ったのです。肅宗は、禧嬪が罪人として宮廷で屈辱を受ける方が苦痛だと察し、
その苦痛から、一日も早く開放してやりたいと言いました。
ほんの少しでも酌量の余地があったなら、命だけはと思ったが、
それも叶わなかったと、落胆していました。
トンイは切なそうな肅宗を見て、かける言葉も見つからなかったのです。
東宮殿では世子が、父上に会いに行くと騒いでいました。
何とか、処刑を留まって欲しいと懇願しに行こうとしていたのです。
お付の者たちの努力も虚しく、世子は部屋を飛び出て行きました。
禧嬪は就善堂に一人残って、処刑の時刻を聞かされたのです。
母と兄が心配で、その事を尋ねてみたのです。
これから流刑地に送られ、その後に毒薬を賜ると知りました。
護送されるヒジェと母親は、民たちから罵られていたのです。
そこにパク氏がオ・テプン達と現れ、石を投げろと先導しました。
胸の支えが下りるように、民達は怒りに任せて石を投げ続けたのです。
王宮殿に来た世子は、ハン内官に父に会わせてと懇願しました。
騒ぎを聞いたトンイが出てくると、説得してくれと頼み、
淑嬪の願いなら、父上も聞いてくれると言い出したのです。
やはり自分が説得すると言い出し、父上に会わせてくれと頼み、
トンイの前で跪いてしまい、こんな事はいけないと言いました。
全ては至らぬ自分の為だと話す世子に、誰もが涙したのです。
ポン尚宮から、禧嬪の処刑が始まると知らせが届きました。
慌てて就善堂に走ると、そこには禧嬪が居たのです。
しかし護衛の兵士たちは、二人を会わせようとはしませんでした。
トンイがその場に駆け付け、最後に会わせて差し上げよと命じますが、
それはできないの一点張りで、世子は東宮殿に連れて行かれたのです。
離れ離れにさせた禧嬪は、トンイの所に駆け寄って来ました。
トンイが“世子を傷付けない”と言った言葉は本心かと訊いたのです。
禧嬪は、運命ではなく自分で選んだ事だと言った話を自らして、
トンイ達を殺そうとしたと認め、その罪は自分が受けると言いました。
しかし世子だけは、自分の過ちに巻き込むことはできないと懇願し、
トンイの足元に跪き、世子を王にする方法が残されているかと言います。
何度も殺そうとしたが、最後に世子を頼めるのはトンイだけだと泣くのです。
禧嬪はトンイに何度も何度も、守ってくれと叫び続けました。
監察府の者達もチョンスも、禧嬪を倒すために尽力してきました。
そしていよいよの時を向かえ、複雑な心境になっていたのです。
就善堂では禧嬪が、白装束に着替えてその瞬間を待っていました。
禧嬪は肅宗に最後の願いとして、死にゆく姿を見てくれと頼んだのです。
それを伝えるハン内官も、とても辛そうにしていました。
「禧嬪チャン氏は、王命を受けよ」という声で部屋を出たのです。
毒薬の前に座った禧嬪に、勅書が読み上げられました。
肅宗に最後の願いを伝えたかと尋ね、その場で立ち上がったのです。
何処かで観ている肅宗に、最後の挨拶をしました。
その立ち居振る舞いは、実に見事で凛としていたのです。
慕った事を間違いだと言ったのは嘘で、全てを望んではいけないと、
知っていたのに欲したのが間違いだったと、心で呟いたのです。
最後の姿を見て欲しいという願いこそが、愚かだったと知っていました。
それでも禧嬪は、肅宗に自分を忘れて欲しくなかったのです。
消え行く意識の中で、禧嬪は肅宗との楽しい想い出に浸っていきました。
最期を見届けた肅宗は、とても辛そうにしていたのです。
そしてトンイは賓慶堂で、禧嬪の冥福を祈っていました。
「禧嬪様、どうぞ安らかにお眠り下さい。安らかに・・・」と。
世子は禧嬪の後を追うと言い出し、手の付けられない状態でした。
手を怪我していても、それを治療させようともしません。
物を投げつけ、食事も水も拒んで誰も寄せ付けようしませんでした。
延礽君は一日も欠かさず、東宮殿に行っていました。
しかし世子は、誰とも会おうとはしなかったのです。
それを気に病んで、ウナクとの勉強もはかどりませんでした。
ウナクは、こんな時だからこそ精神を集中させるべきと話しました。
学問で心を整え、その心で物事を見ると続けたのです。
延礽君は分かっているのですが、手に付かない状態でした。
投げ矢を教えてもらった所で待っていると、世子が来たのです。
兄さんと言って駆け寄る延礽君に、兄さんと呼ぶなと言う世子。
自分たちは互いに政敵だと言い、二度と訪ねるなと言いました。
立ち去る世子を見て、延礽君は心から悲しくなり泣きだしていたのです。
少論たちは宮殿の外で会合を持ち、トンイが王妃になる事を拒み、
新しい王妃を選ぶべきだと決めました。
老論の重臣は、トンイが王妃で意見が一致したのです。
シム・ウンテクがそれを報告しますが、トンイは辞退しました。
民までもがトンイが王妃で、延礽君が世子だと話したのです。
多くの者が延礽君を、将来の王だと考え初めていると言いました。
老論は延礽君を支持し、それ故に少論が警戒するのだ、
王位を継げなければ、延礽君は決して無事ではないと話しました。
それが延礽君の道だと言われトンイは、益々厳しい表情になりました。
宮廷では少論が新しい王妃をと言い出し、老論がそれを否定したのです。
両者の言い分は何処までも平行線で、肅宗は苛立ってしまいました。
イム・サンヒョンは世子の座だ危ういと、別の角度で仕掛けてきたのです。
少論の言い分は最もだと、トンイが懸念していた事が起こり始めました。
自分が王妃になれば、老論は世子をその座から引きずり下ろすと。
そんな状態になるにのはトンイが一番、恐れていたことでした。
二人が無事で居られる為に、王妃の道しか残っていないとチョンスが言い、
ソ・ヨンギもそれを認め、どちらか王になった者が救われると話しました。
するとトンイは「どちらも王になればいいのです」と言い出したのです。
二人のうち、どちらか一人でなければいけないのかと尋ねたトンイ。
世子も延礽君も生き残れる道があるはずだ、自分の地位などどうでもよい、
全てを失っても命をかけて、二人を守ってみせると宣言したのです。
延礽君は今日も東宮殿に行き、世子に会えずに寂しがっていました。
トンイはそんな息子に、世子は延礽君を嫌ってはいないと話したのです。
延礽君はまた、世子が優しい兄に戻ると知って本当に嬉しそうでした。
しかし世子は時が経つにつれ、自分が世子の座から追い出されると思い、
王になる為の書を燃やすと言って、庭に放り捨て燃やそうとしていました。
その場に来た肅宗に、トンイが王妃になると自分は追われると言うのです。
ショックを受けた肅宗に、トンイはソッと寄り添いました。
世子を労ってくれと頼んで、自分は王妃にはならないと話し始めたのです。
そうしなければ、王室の悲劇は終わらないと固い決意を伝えました。
側室には王妃になる資格がある、それ故に禧嬪は欲に苛まれ苦しんだと。
それで皆の心に傷が残り、また自分が王妃になれば悲劇は繰り返されると。
肅宗が得られる全てを捨てまで、終わらせるというのかと聞き返したのです。
トンイはもっと尊いものがあるのだと、肅宗に言いました。
高い地位や権力などではなく、心を尽くして大切な物を守りたい。
肅宗の力で悲劇を招かぬようにと頼み、肅宗は悲しげな表情を浮かべました。
その夜、トンイは一人で肅宗の決断を待っていたのです。
自分が身を引くことで、宮殿での悲劇を終わらそうとして・・・
そして肅宗は、トンイの気持ちに添って新しい王妃をと決断しました。
朝廷の重鎮たちを前に、側室が王妃になれない事を伝えたのです。
これにより、それぞれの派閥は一喜一憂していました。
ムヨルもまた、意外な展開に驚いている一人だったのです。
庭でトンイを見たムヨルは、これがトンイの意思かと尋ねました。
そして、自分の手を払いのけた事を後悔すると言ったのです。
トンイは毅然として、ムヨルに自分の真意を伝えました。
誰もが権勢を欲しがる訳ではなく、違う者も居ると話し始めたのです。
自分の意を遂げるために裏切りを繰り返し、血で血を洗うなどではなく、
ムヨルと違う方法で、政事とやらをやり遂げると話しました。
トンイはソ・ヨンギたちに話した事を思い出していたのです。
世子が王位を継ぎ、延礽君もそれに続くと言った事を。
ソ・ヨンギは延礽君を世弟(セジェ)にすると、すぐに気が付いたのです。
こうして、肅宗は新しい王妃を迎えることになりました。
にこやかな新王妃に比べ肅宗は終始、無表情だったのです。
トンイを慕う者たちは、とても悔しそうな思いをしていました。
王妃殿に入った新王妃は、足を止め戻ってトンイに声をかけたのです。
その様子を見ていた誰もが、不安にかられていました。
新たな敵が現れたと、女官の間でも噂になってしまったのです。
王妃の元に、父親に伴われムヨルが現れました。
彼女はムヨルに、トンイと延礽君の存在を訊いてきたのです。
世子の座を揺るぎないものにすると、堂々と宣言しました。
イニョン王妃が健在な頃から、内命婦はトンイに任されていました。
王妃不在の時も、それは全く変わらなかったのです。
そして新王妃が誕生して、女官式の打ち合わせもトンイが中心でした。
女官式の当日、トンイが王妃が出席していない事に気が付いたのです。
先の王妃と同じようにしたので、王妃に伝えていませんでした。
そこに王妃が現れ、奇妙な光景だと嫌味を言い出したのです。
王妃不在の女官式に対して、王妃はトンイに言い出しました。
「下々の者は、そなたを長と思っているのだな」と。
そしてトンイは、王妃に呼ばれてしまったのです。
今日の事からして、トンイの人柄が分かると言い出しました。
監察府のチョン尚宮も呼ばれましたが、先に帰されたのです。
ポン尚宮に、王妃が誤解しているので大事になると話しました。
王妃は宮殿に来たばかりだが、トンイに関する問題が多いと言い、
延礽君の婚礼の事を持ち出してきたのです。
世子以外の王子は、婚礼の後に宮殿を出ると続けました。
王妃は、延礽君が宮殿から出て行く時が来たと言ったのです。
まだ早いと、トンイは反対をしました。
驚くトンイを無視するように、平然と答えた王妃だったのです。
感 想
トンイの人生には、平穏という文字がありませんよね。
大きな問題を解決すると、また次に新たなる問題が勃発するのですから。
新しい王妃とトンイの間には、またしてもムヨルが居ます。
彼の存在は、チャン・ヒジェ亡き後の対立する敵対関係。
そしてトンイを守っているのは、変わらずなのがとても頼もしい。
今回も、トンイの真心と誠意で解決して欲しいものです(^^)
<用語の簡単補足>
(朝廷に関する用語)
議政府(ウイジョンブ):最高行政官庁
内禁衛(ネグミ):王室の警護を担当する親衛隊
内医院(ネイウォン):王と王室の薬を調剤する官庁
内需司(ネスサ):王室の財産を管理する部署
漢城府(ハンソンブ):都の行政・司法を担当する官庁
監察府(カムチャルブ):女官を監督する部署
司憲府(サホンブ):役人の違法行為を監督する官庁
捕盗庁(ポトチョン):犯罪を取り締まる官庁
義禁府(ウィグムブ):重罪人を取り調べる官庁
掌楽院(チャンアゴン):宮廷の音楽を担当する部署
右捕盗庁(ウポドチョン):都の西部・北部を管轄する捕盗庁
洗踏房(セタッパン):洗濯をする部署
礼賓寺(イェービンシ):賓客や宰臣の饗宴や食物を司った官庁
礼賓寺(イェービンシ):賓客や宰臣の饗宴や食物を司った官庁
(官職名)
庶尹(ソユン):漢城府の重職
庶尹(ソユン):漢城府の重職
左議政(チャイジョン):朝廷の高位官職名
都承旨(トスンジ):王命の伝達と王への報告を行う官庁の長官
従事官(チョンサガン):捕盗庁の隊長
最高尚宮(チェゴサングン):最高責任者の尚宮を称す
判官(パンガン):官庁の高位官職名
大司憲(テサホン):司憲府(サホンブ)の長官
君(クン):王の庶子などに与えられる称号
君(クン):王の庶子などに与えられる称号
発兵符(パルピョンブ):王が兵の動員を命じる札
令牌(ヨンペ):王の命令で動いている事を示す札
謄録類抄(ツゥンノンユチョ):国境の軍の配置記録書
謄録類抄(ツゥンノンユチョ):国境の軍の配置記録書
(内命婦)
嬪(ピン):正一品の側室
淑儀(スギ):王の側室に与える官位の一つ・従三品相当
嬪(ピン):正一品の側室
淑儀(スギ):王の側室に与える官位の一つ・従三品相当
淑媛(スグォン):王の側室に与える官位の一つ・従四品相当
承恩尚宮(スンウンサングン):王の寵愛を受けて尚宮になった女官・正五品相当
(その他)
信標(シンピョ):王室の者である事を証明する札
信標(シンピョ):王室の者である事を証明する札
楽記(ガッキ):音楽に関する経典
六経(リクケイ):儒教の6種類の経典
賓慶堂(ポギョンドウ):トンイが暮らす住まい 親蚕礼(チンジャムネ):王妃主宰の養蚕を奨励する儀式
恵民署(ヘミンソ):庶民の医療施設
唐鞋(タンヘ):唐草模様を施した革靴
白朮天麻湯(ビャクジュツブシトウ):煎じ薬の一種・関節痛や神経痛などに効く
奚琴(ヘグム):二弦の弦楽器 日本語でけいきん、中国語でシーチンと読む
豊山犬(プンサン):狩猟犬
御酒(ゴジュ):王が注いでくれるお酒の事
剣契(コムゲ):賤民たちの秘密組織
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何処にでもいるおばさん・chae
性別:
女性
職業:
ただの主婦
趣味:
韓国ドラマ鑑賞
自己紹介:
2年前に病気になり、自由に外出ができなくなりました。
そんな時に、たまたま見た「奇皇后」で、韓国ドラマにハマりました。
リアルタイムに追いつくのは、アッという間でした。
心が折れそうになった時に、必ず見るのドラマがあります。
「宮(クン)Love in Palace」の16話と最終話。
泣きたい時のお薦めです。
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